沖縄の160もの離島の中、車で30分もあれば1周できて、 釣りと観光、そして歴史ロマンまで感じることができる伊是名島という島があるということを知り、1泊2日でふらっとひとり旅に出掛けてみることにしました。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS編集部・佐藤理)
ライトゲームでイシミーバイ
向かい側には磯釣り師の姿があり、餌釣りでなにやらメジナのような魚が釣れているようです。クチナジかウメイロでしょうか?
足元のゴロタを小型の7gのジグヘッドとワームで狙ってみると……ヒョウ柄のような模様が美しい、小型ハタのイシミーバイがヒット!沖縄では定番のルアーターゲットです。
大型魚の回遊も
タイミング次第ではルアーで大型の回遊魚も狙えるそうで、その後は10cmほどのミノーでトップから、ボトムまで探ります。しかしベイトが回ってくる気配はなく、このあとノーヒット。
それでもロケーションが最高なので、竿を振っているだけで楽しかったな…。日が暮れる前に納竿し、夕食の時刻に合わせて宿泊先へ。
※海況次第ではサーフやリーフでの釣りもできるので、詳細は観光協会へお問い合わせください(一般社団法人いぜな島観光協会 0980-45-2435)。
島民はサビキでミジュン釣り
民宿に向かう途中、フェリー港横の漁港を通りかかると、地元の女性が3人、仲よく釣りを楽しんでいる姿を発見!!思わず車を止めて声をかけました。足元のバケツには、何やらイワシのような小魚がたくさん泳いでいます。
この魚は何ですか?と聞くと、「ミジュンよ!とっても美味しいの」との返事。ん?初めて聞く魚の名前。調べてみると、どうやら沖縄の釣り人には知らない人がいないほどポピュラーな魚で、秋から冬にかけて10cmほどに成長、大きな群れで港に入ってくるので、サビキ仕掛けやアミコマセで女性や子どもでも簡単に釣れるとのこと。
島には釣具屋はなく、スーパーなどの生活用品店でエサや専用仕掛けを購入できます。
想定外のナブラ発生!
日が沈み「そろそろ帰ろう」と思ったその時、スロープになっている船着き場からミジュンが打ち寄せられるようなナブラが発生!
どうやらベイトを追い掛けてガーラが港内へ入ってきたようです。慌ててルアーを投げますが、残念ながらヒットには持ち込めず、辺りはすっかり真っ暗になってしまい、泣く泣く納竿。
不意に訪れた大物に、凄くドキドキしました!
民宿「いずみ荘」
チェックインを済ませ部屋に入ると、綺麗にメイキングされたベッドがある洋室で、広々快適。イメージしていた民宿とは違い、タオルや歯ブラシなどのアメニティから部屋着まで完備。遠征の際は1つでも荷物を減らしたいので、こういった点はとっても大きいメリットです。
廊下には、さんぴん茶などお茶とポットのセットがセルフサービスで準備されていました。私はさんぴん茶が大好きなので、これもとっても嬉しいサービスでした。
沖縄色豊かな美味しい食事
今回、夕食と翌朝の朝食付きのプランを利用。夕食は隣接の民宿なか川館へ。スタッフの女性が案内して下さった先は、立派な食事処。
部屋ごとにテーブルが分けられ、地元料理がテーブルの上に所狭しと並んでいます。着席すると、温かいジューシー(沖縄の炊き込みご飯)や、沖縄でぜひ食べたかったグルクンの唐揚げ、ソーキそばなど食べきれないほど。美味しい沖縄料理を楽しむことができて、ここでも感激!
1日思いっきり島の釣りと観光を堪能し、美味しい沖縄料理でお腹も心も満たされ、大満足でベッドへ。
朝散歩で小魚に癒される
翌朝7時、朝食を頂きに食堂へ。ゴーヤのサラダにもずくの天ぷらと、朝食でも沖縄料理を味わうことができて、朝からほっこり♪食後にコーヒーをいただき、チェックアウトまで少し時間に余裕があったので少し民宿の周りを散歩することに。
宿から昨日夕方立ち寄った港には1本道で繋がっており、徒歩でも10分ほど。島には平坦な道が多く、辺りを広々と見渡せてとっても気持ちいいので、大きく深呼吸。
途中で、ランニングしている地元の女子中学生らしき2人組とすれ違うと、「おはようございます!」と笑顔でとっても元気に声を掛けてくれました。どんな時も、気持よく挨拶を交わすと幸せな気持ちになります。
海中をのぞくと足元にはミジュンの群れ。よーく水中をのぞくと、ほかにも熱帯魚のようなストライプやカラフルな小魚の姿。そこにニョロニョロとウミヘビまで。まるで、私専用の小さな水族館みたい!
試しに3g程の小さなスプーンを落とすと、興味を示して魚たちがスプーンを追いかけてきます。可愛い小魚と戯れて楽しいひとときでした♪(いずみ荘 0980-45-2028)