非力な女性や子供でも簡単にオフショアジギングを楽しめる『電動ジギング』。3月18日、青物釣りで夢のエリア・壱岐沖~七里ヶ曽根へと行き、ヒラマサやブリとのパワーバトルを楽しんだ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 編集部・立石寿栄)
電動ジギングの要はバッテリー
乗船したのは佐賀県唐津市唐房の玄海水産振興センター前から出船しているAQUAPHANTOM薫風(アクアファントムくんぷう)。
まるきん伊万里本店に勤務する荒木智康さんと乗船。同船には電動リール用の電源がないことと、パワーと持久力が求められるゲームのため、荒木さんはビーエムオージャパンの大容量バッテリー「リチウムイオンバッテリー11.6Ah」を持ちこんだ。
巻き速度25でワラサヒット
ポイント到着後、船は漁礁や瀬の上をドテラ流しで攻めていく。ジグをボトムまで落とし、電動リールでラインを巻き上げながらジャークをくり返していく。
巻き上げスピードは速くしたり、遅くしたり、その日の魚の活性を探るように調節するのがこの釣りの基本。まず、巻き上げスピードを25にし、魚探に反応が出ている上層までシャクっていくとドン! と引っ手繰ったのは5kg前後のワラサ。
バッテリー性能で変わるジャーク
電動ジギングにおいては、巻き上げ時にリールが求める電力の出方にダッシュ力があるリチウムイオンバッテリーの特性が活きてくる。ファイトに求められるパワー以外に、キレの良いアクションをジグにあたえるためにも、バッテリーはリチウムタイプが好適だ。
巻き速度22でヒラマサ浮上!
昼に近づくにしたがって状況は良くなる。同船者の1人は6kgクラスのブリを上げ、荒木さんも間もなくヒラマサをキャッチした。電動リールの巻き上げ速度を聞くと22とのことだった。
そして、昼前に強靭なロッドをひん曲げる魚がヒットする。取り込んだのは8㎏クラスのヒラマサだ。
巻き速度&ジャーク幅でパターン探る
春は大型のヒラマサがヒットする時期。さらに期待感が大きくなった。
船の移動中に荒木さんと当日のヒットパターンの話になり、巻き上げスピードが遅めでジャークの幅が大きいとヒラマサ、巻き上げスピードが速めでジャークの幅が小さめだとブリがヒットすることが多いようだった。