冬の寒さも本格的になり、1月半ば新潟・光海丸さんでアマダイが好調と聞き、サイトを拝見すると、信じられない大きさのアマダイが釣れていて……、その大きさ最大50cmオーバー(笑)。さっそく船長に詳しい詳細を聞くと「この時期のアマダイは基本、大きいですが、今年はさらに大きいとの事です。早速予約を取り、釣行。なんとその日アマダイだけで、25~30cm4匹40オーバー8匹に50cm1匹を釣り上げることが出来たので、その模様をお伝えしたいと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荒木清)
新潟沖のメガアマダイ
ここ、光海丸さんでは1年を通じアマダイを狙いますが、特に冬場になると大型のアマダイは「50cmメガサイズ」が狙えます。
自分自身、静岡の網代からボートのジギングで40cmのアマダイを1匹だけであったことはありますが……、相模湾や東京湾でこのサイズはめったに見られないと思います。
もしかすると他の地域でも、このサイズが連発することなど、滅多にないかもしれないです。光海丸さんでは、そんなメガサイズが狙えて尚且つ、数も狙えるという夢のような、ポテンシャルの高さです。もちろん日により違いもありますが……(笑)。
当日の様子
当日は前日からのシケの影響もあり、AM8:30集合。現地に1時間前に到着し、近くの公園から海を見渡すと、結構ウネリがありそうです。風も予報では北東3~4mで着いた時には感じませんでしたが、出船するとウネリも風も出てきて、釣りには少しやりづらい状況。
天気は曇りで、潮の流れは時折ですが、左舷から右舷に糸が持ってかれる状況です。パラシュートアンカーが効いていたのを見ると、風があるせいか、適度に流れていた為、少し釣りづらい感じはします。ウネリの上下で竿を安定させる事と、魚が掛かった時のやり取りが大変だったからです。
船長お勧めタイラバスタイル
船長にお勧めのタイラバを聞いた所、グロー系は×でHEADもダメとのことです。本来アマラバはグロー系、ピンク系などがメジャーだと思っていましたが、ここではあまり食わない様子です。スカートも×ネクタイのみで、ハリスと共に短めがいいとの事。HEADはタングステンの方が良く、鉛はここ最近ダメみたいで、あまりお勧めしませんとの事です。
ネクタイの色はグローでなければOKで、ネクタイの長さは短め、ハリは大きく、ハリスも短いのが良いと言われたので、自分で制作することに。ハリスの短さには、こだわりを持ちたかったので、自分で真鯛ハリ「ケイムラ」の8・10号に、シーハンター8号を結び作ります。
コブ目からハリまで、短い物は2cmで長い物は3cmで作り、ハリスの輪にネクタイを通し、ハリス上からキャップを通して止めます。これに、片方だけパールのビーズを付けた物を作成し、Zさんが使用しましたが、それが良かったのか、ヒットするのはエソかBIGアマダイばっかり(笑)。エソにやられ、試しにZさんが長いハリスの物も使いましたが、面白いほど結果はあきらかで、アマダイの食いが落ちたのです。
常識を覆す激短ネクタイ
セッティング時に、船長に短いネクタイが良いと言われ、それをZさんに伝えると、なんと……(笑)。選んだのはカリータイプの細い赤金・オレブラで短い物……、明らかにハリの上にネクタイがあります。
いや……、と笑ってしまいましたが、Zさん「短い、言うから」と苦笑い。ですが、この通称デタラメネクタイ(笑)が、威力を発揮するのです。
タックル
チチワ「輪っか」を50cmほど作り、そこにタイラバのHEADとハリを通し接続するだけです。スカートの有無はもちろん自由ですが、船長お勧めは無との事です。