テンカラは誰でも簡単に毛鉤が作れてすぐに釣果が出せる、実は初心者向けの釣りの一つです。今年も多くの渓流が禁漁期に入りました。春の解禁シーズンまで数ヶ月。皆さんこの機会にテンカラ釣りを一からマスターしてみてはいかがでしょうか。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・夏野)
テンカラ釣りのタックルについて
やはり最初の道具を揃える段階はワクワクしますよね。基本のテンカラ釣りタックルは至ってシンプルで毛鉤以外に必要なのは竿と糸のみ。同じ渓流でもルアーやフライフィッシングで必要なリールも不要ですし、仕掛けも餌釣りよりさらにシンプルな構成です。
このシンプルさだからこそタックルも安価に揃えられて、釣りを始め易いのも魅力の1つなのです。
竿は3.6mのものを基準にする
最初に買うテンカラ竿は金額と性能のバランスから5,000円前後のものがおすすめです。これを実際に釣りをするフィールドに合わせて長さの違う何本かを揃えるのが理想ですが、始めからから複数揃えるのはなかなか難しいと思います。
そこで最初の1本はやはり汎用性の高い3.6m程度で7.3調子の竿が良いでしょう。初心者に3.6mの竿は長く扱いにくいという意見も聞かれますが、実際には慣れるまでそう時間はかかりません。
源流釣行や細い支流をメインフィールドとする場合は、枝や茂みが邪魔にならない3m以下の短めの竿で8.2くらいの調子のものが振り易いでしょう。
逆に開けた大場所や川幅の広いポイントを狙うなら、より遠くを狙えるさらに長い竿ということになりますが、私自身はテンカラ釣りにあまり長い竿は必要ないと思っています。10m以上離れた場所を狙うのであればリールのついたフライフィッシングの方が効率的と考えているからです。