テンカラは誰でも簡単に毛鉤が作れてすぐに釣果が出せる、実は初心者向けの釣りの一つです。今年も多くの渓流が禁漁期に入りました。春の解禁シーズンまで数ヶ月。皆さんこの機会にテンカラ釣りを一からマスターしてみてはいかがでしょうか。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・夏野)
ラインについて
毛鉤釣りも他の釣り同様に道糸とハリスで構成されています。ただし他の釣りと違うのは、道糸がキャストする際の オモリの役目を兼ねていることです。
テンカラ釣りはこの道糸の重さとしなりを使って毛鉤をポイントまで飛ばします。道糸の種類にはテーパーラインとレベルラインの2つがあります。
テーパーライン
テーパーラインは、先端に行くほど細くなっており文字通りテーパー状になったラインのこと。レベルラインと比べ重量がある為、軽い毛鉤を飛ばしやすいと言われています。
レベルライン
レベルラインは太さが一定で、好きな長さに切って使えるメリットがあります。また比較的安価なのも魅力です。ただしテーパーラインと比べ重量が軽い為、キャストには多少練習が必要です。
道糸は好みで選んでOK
テーパーラインとレベルラインは、どちらも1,000円前後で購入できます。ちなみに私は最初から両方買って練習しました。実際どちらも慣れるまであまり時間はかからなかったので、この辺の選択は個人の好みで良いのではないかと思っています。
ハリスはナイロンとフロロカーボンのものが主流で、太さは0.8号程度を基本と考えれば良いでしょう。テンカラ専用のものもあるようですが、普通のナイロンラインでも全く問題ありません。
必要な道具はこれだけ
テンカラは元々非常にシンプルな釣りのため、わずかな道具を揃えるだけで始められます。実際に釣具屋で手にしたり、ネットであれこれ探したりしながら最初のタックルを買い揃えてみてはいかがでしょうか。
<夏野/TSURINEWSライター>