夜のテナガエビ釣りで15尾手中【愛知・木曽川】夜釣りで狙うメリットとは?

夜のテナガエビ釣りで15尾手中【愛知・木曽川】夜釣りで狙うメリットとは?

子供でも手軽に遊べるテナガエビ釣りは、日中に穴釣りでやることが多いかもしれない。しかし今回はあえて夜釣りを選択。そのメリットや楽しみ方をお伝えしたい。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・永井航)

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はじめまして。釣りの守備範囲は金魚から大型青物まで!大学では海洋生物を専攻していたので多角的な分析もしたいと思います。

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木曽川でテナガエビ釣り

木曽川は初めて訪れたポイントだ。有名ポイントも多くあるようだが木曽川は言わずと知れた大河。こちらのやる気次第で、釣りができる所はいくらでもある。

初場所であるが、ポイントはなんとなく調べた程度で適当にエントリー。上流に行き過ぎない汽水域のエリアで、テトラやブロックが足元にある所はどこも有望だ。

木曽川の河口、汽水域エリアではシーバスやウナギ、ハゼなどターゲットは豊富。ウナギも一緒に狙いたかったが、今回は初場所なので欲張らずにテナガエビ一本を狙って勝負する。

夜のテナガエビ釣りで15尾手中【愛知・木曽川】夜釣りで狙うメリットとは?ポイントに到着(提供:TSURINEWSライター・永井航)

使用タックルとエサ

ちなみにテナガエビ釣りは、他の釣りで使う釣具が流用できる。過去にはキスが釣れず、30号の天秤仕掛けでやったこともあるがそれでも充分釣れる。(8本針とかでやるとテナガエビの連掛けもできる。)

今回は遠投キス仕掛けではなく、玉浮きをつけた一般的なテナガエビ仕掛け。
タックルは、適当なのべ竿でもあれば形になるが、生憎待ち合わせてないためアジングタックルを流用した。

強度が必要な釣りではないが、竿が硬すぎると食いついているかわからないため、感度に優れたものが良いだろう。

今回は餌はイシゴカイを用意。虫餌なら大抵なんでもOKだが、テナガエビ用の針はとても小さいため、餌が大きすぎると刺せないので注意。多少食い付きは落ちるが、カニカマでも釣りができるのは初心者向けのポイントだ。

夜はサイトフィッシングが可能

釣り開始早々に1匹目をゲット!久しぶりエビ独特の引きを楽しめた。基本的な釣り方は日中と同じだが、決定的に1つ違うところがある。

テナガエビは夜行性のため、日中と違い目立つところを歩いている。そのため、サイトフィッシングが可能となるのだ。ヘッドライトなどの光源が必要になるが、これは大変なメリットである。

テナガエビ釣りは、エビが餌に食いついてからヒットまでにやや時間が掛かる。
特にメスは、オスと比べて小型なため、時間ばかり取られてしまう。

日中では穴釣りがメインになるので、今食いついているのがオスかメスか判別するのはなかなか難しい。しかし夜間になると、サイトフィッシングが可能になり、大型を狙い撃ちできる。見た目も大型になるオスの方が絵になるし良いだろう。

夜のテナガエビ釣りで15尾手中【愛知・木曽川】夜釣りで狙うメリットとは?夜釣りで仕留めたテナガエビ(提供:TSURINEWSライター・永井航)

ライトを照らして逃げない

急にライトで照らされたら逃げない?という声も聞こえそうなので解答しよう。逃げるエビと逃げないエビがいる。が答え。逃げるエビも、餌を目の前に出すと逃げるのをやめて餌を食べ始めることがほとんどなので、そこまで神経質にならなくて良いだろう。

夜のテナガエビ釣りで15尾手中【愛知・木曽川】夜釣りで狙うメリットとは?ライトを照らして狙ってもOK(提供:TSURINEWSライター・永井航)

ちなみに、一応エビらしくビョーンと跳ねて大きく後退も出来るようだが、概ね前進のみで移動している。大して早くないので、影に隠れられる前に捉えることも可能だ。

透明度が高いときや浅いところならライトではっきり見えるが、そうでない場合は目を見つけるのが良い。エビの目は、ライトに照らされると赤く反射するので見つけやすいはずだ。これはテナガエビのみならず小さなスジエビから大型のイセエビも同じだ。

コツを掴むとドンドン見つけてドンドン釣れるのがテナガエビ。当日も大型の狙い撃ちで終始ハイペースでキャッチに成功した。

夜釣りのデメリット

テナガエビの夜釣りにはデメリットもある。それは虫の多さだろう。虫の多い真っ暗な河川敷でヘッドライトを点けると大変な数の虫が寄ってくる。蚊もたくさん寄ってくるため、虫除けスプレーは必須。

暑さも気になるところだが、長袖長ズボンの装備は忘れないでいただきたい。ちなみに当日は途中で降った雨の影響で虫除けスプレーが流れてしまった。痛い目ならぬ痒い目に遭ってしまった。

また夜は日中よりも落水の危険もつきまとうはずだ。足元への注意も怠らないようにしておきたい。

次のページでテナガエビの下処理とおすすめの食べ方を紹介!