春は海の水温が少しずつ上昇してキス釣りのシーズンを迎えます。今回は、国東半島のキス釣りシーズン到来を調査するために、ちょい投げ釣りをしてみました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・宇都宮ひかり)
堤防でキスのちょい投げ釣り
2023年4月30日、15~18時の時間帯に国東市武蔵町の堤防でキス釣りをしました。
この日は12時頃が干潮の若潮。連日の強風の影響で、砂が巻き上がり、海中はやや濁り気味。お天気も曇りで時々日が少し差す程度と、キス釣りには向かないお天気でした。
ライトタックル1本で勝負
今回はキス釣りの開幕を調査する目的で釣りに行ったので、ライトタックルでの1本釣りにしました。まだたくさん釣れない時期に、確実に1匹を釣り上げるにはこの方法が効果的です。
基本はゆっくり引きずりながら、時と場合によって向こう合わせか、こちら合わせでかけます。
当日のタックル
・ロッド:アジングロッド
・リール:2000番台リール
・ライン:PEライン0.3号
・リーダー:フロロカーボンライン1.2号
・仕掛け:ローリングオモリ、グレ針4号、フロロカーボン1.2号
・エサ:アオイソメ
20cmの良型キスが顔出し
この日の釣行は、当たりがあるものの乗らないことが多く苦戦。しかし、エサの長さ、動かす速度、合わせの間を調整してみたところ、やっとヒット!20cm台の良型キスをゲットです。
その後も当たりはあるものかけるのが難しい時間が続きます。
ヒットパターンを把握
しばらくするとヒットパターンを掴み、何回かに1回はかかるようになってきました。色々試した結果、今回は次の方法が1番良く釣れました。
・青イソメは針から5mm程度出るくらいの長さ
・青イソメは尻尾の細い部分は使わない
・丁寧な等速ゆっくり巻きと約2秒のステイの繰り返し
・合わせずにゆっくり巻き、向こう合わせ
キビレ登場で納竿
その後も釣りを続けていると、小さいキビレが釣れました。ただ、この場所は、チヌが釣れると、途端にキスの当たりがなくなる場所なので、嫌な予感がします。その直後から、予想通り当たりが全くなくなりました。
また、曇り空のため、光量もかなり少なくなってきたので、夕マヅメの時間ですが撤収することにしました。
最終釣果
今回の釣行では、20センチ台のキスを頭に合計7匹のキスを釣ることができました。1ヶ月前までフグばかりでしたが、今回フグは1匹しか釣れなかったので、とても釣りがしやすい印象でした。
キス釣りをするには条件の悪い中、7匹はキス釣り開幕には良い釣果だったと思います。
<宇都宮ひかり/TSURINEWSライター>