一年でもっとも平場が厳しい時期に突入した。そんななか少数でも釣り人が絶えないのが、千葉県我孫子市を流れる手賀川だ。とくに逆ワンド形状となる曙ワンドは流れが弱くバランスの底釣りで楽しめる。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース 編集部)
曙ワンドの概況
手賀川全体で、今期はあまりよくない。そんななかでも曙ワンドだけは流れが緩くバランスの底釣りができるので、釣れなくてもポカポカ陽気であれば通う常連は多い。
出れば良型美ベラの確率が高く、この1枚を求めて釣れなくとも通う常連は多い。オデコ覚悟の釣りではあるが、貴重な1枚をゲットできた時の喜びは何者にも代えがたいはず。
釣れているとは言いがたい状況ではあるが、日並みがよければ4~5枚は狙える。ただし通常は1~2枚で、オデコも覚悟してほしい。枚数が出ないことに反比例してなのか、出れば型のいい美ベラ(尺1寸~尺2寸)というのが今期の特徴だ。
1月よりも2月、さらに3月を迎えて徐々に釣況が上向くのは間違いないが、現在のところは我慢の釣りと心得たい。
ポイント
曙ワンドのポイントを紹介しよう。
土手(北向き)
足場が整備されておらず、入釣が困難。また水草も多く、たとえ竿が出せても取り込みに難儀する。やる人も少ないので、どうしてもでなければ避けたほうが無難だ。やや下流の水門付近なら足場はいいが実績は乏しい。
オンドマリ(東向き)
数カ所釣り座がある。足場がよく土手(駐車場所)からも近いので、一見すると人気ポイントに見えるが、実績はあまりない。以前は2本前後の水深があったと言うが、現在は堆積物などの影響なのか1本強ほど。
出島(南向き)
曙ワンドの最有力ポイント。とくに中央付近は実績・人気ともにあり、整備済みの釣り座も多い。以前は先端付近も人気だったが、今期はなぜか入釣者が少なく、道が整備されていないので入釣が難しい。どうしても入りたいなら鎌などの整備道具が必要だ。