全国どこのコンビニでも売っているスポーツ新聞。しかし、今や時代はデジタル。各社スポーツ新聞もコンテンツを持っている。その中でも釣りと競馬の記事は、各社驚くくらい充実している。そこで、そんなスポーツ新聞ならではの面白さと魅力に目覚めた筆者が、独自の目線でその魅力に迫ってみた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)
スポーツ新聞
昔はこれほどインターネットが普及していなかったので、釣りに限らず紙面がメインであった。コンビニや駅でサッと買って、家のトイレでじっくり読む……。みたいな感じだ。各紙面も賑やかで、紙が主流ではあったが、これはこれで楽しかった。
しかし、現代のスポーツ新聞はと言うと、釣りの記事に関しては実に寂しい。潮見表や船宿情報など、最低限の情報しか載せていない。ページもほとんどが下の方だ。
スポーツ紙のWEB版が充実
一方でWEBの方はと言うと、これがかなり充実している。更新頻度も高いし鮮明な写真付きで、船釣りから陸っぱり、管理釣り場の情報までもが詳しく載っている。コラム形式で釣りについて書いている新聞社もあり、実に見やすくて楽しい。自分がやらない釣りでもついつい見てしまうくらいだ。
釣り専門紙(WEB)との比較
では、釣りの専門紙(WEB)と読み比べてみてどうか?筆者の個人的感想だが、やはり釣りに特化した情報なら言うまでもなく専門紙(WEB)がいい。それは紙面もWEBも同じだ。一方、釣りに限らずラフに幅広く、気軽に色々見るならスポーツ新聞が楽しい。筆者も競馬面ではお世話になっている。
特に陸っぱりや釣った魚のレシピ記事なら、断然釣り専門の紙面(WEB)が役に立つ。これは筆者が陸っぱりアングラーだからではない。スポーツ新聞の釣り記事面は、やはり船釣りが多い。陸っぱりもなくはないが、最近は記事が少ない。この辺はやはり専門紙(WEB)には及びない所だろう。
ターゲットを絞り、釣りだけの情報を仕入れたいなら専門紙(WEB)がよく、芸能、競馬、スポーツなど、釣り以外にも楽しむならスポーツ新聞(WEB)がいいだろう。
紙面も楽しむ
ここまでは専門紙、スポーツ新聞共にWEBを中心に書いてきたが、紙面上(紙)の記事もWEBにはない新鮮な記事が掲載されることもある。スポーツ新聞では、ハゼ釣りの釣行記や沖堤防のシロギスの記事など最近は少なくなったが、それでもたまに掲載されることがある。筆者はそのページを抜き取ってじっくり読む。印象深い記事は手取って読みたくなるものだ。これが何とも楽しい。待ってました!となる。そして、いい記事はいつまでもファイリングして残したくもなる。楽しむと言うよりも、参考資料となるからだ。
例えばダービーなどがあれば、その週の競馬面はやはりいつもより充実する。貴重な記事もあるので手元に残したい。こういった時は紙面に限る。確かにWEBの方が遥かに簡単で、キレイに素早く見たい記事が見られるだろう。これはこれで楽しいし、ストレスがない。
しかし、紙が廃れたわけではない。紙面には紙面のよさがまだまだある。ここまでに上げたのは、あくまでも筆者の楽しみ方だ。優劣ではない。今度のお休みの釣りに関する情報、TSURINEWSもいいが、スポーツ新聞も覗いてみてはいかがだろうか?
新しい釣りの楽しみ方がまた見つかるかもしれない。
<宮坂剛志/TSURINEWSライター>