12月3日、紀北の田ノ浦漁港でキス釣りを楽しんだ。ルアータックルを使ったチョイ投げで狙ったが、釣果はキス20cmまでを14匹、ゲストとしてチャリコ4匹、カワハギ、キュウセンの小型が1匹ずつ。短時間ながら多彩な釣果を得た当日の模様をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター牧野博)
田ノ浦漁港で短時間釣行
朝晩の冷え込みが強くなってきた。店頭の野菜や魚も、一気に冬ものにかわりつつある。しかし投げでは、キスとカレイが同時にきたり、カスゴやベラなども姿を見せ、多彩な魚種に出あえる楽しい時期である。
12月3日、夕方少し時間ができたのでキスと遊びにいく。紀北の田ノ浦漁港へ入ったのが午後3時過ぎ。日暮れまで2時間ほどの釣行である。一番奥の湾口で竿を出す。
タックル
今回はライト釣行で、ルアーロッドと中型投げ専リールのコンビ。中古で購入した竿を使用。サクラマス用の竿であるが、9ft8inchのMLと扱いやすい長さと硬さ、そしてカラーリングがルアーロッドでは異彩で、和竿を思わせる竹地色なのも気に入った。リールはキャスティズムの25でミチイトがPEライン0.8号+チカライトPE。全体の重量が軽いので、本当にライト感覚で使えそうだ。
10号のミニL天に4号の単糸を直結し、ハリス止めを介してハゼバリ6号の2本バリの仕掛けを付け、軽くスリークオーターで投げる。ガイドはKガイドの8点仕様であるが、軽く70~80m位は飛ぶ。全体にガイドの口径が大きめなのでライントラブルも全くなく、スピードスイベルを付けたままでリールまで巻き取れるので扱いやすい。
1匹目は13cm
モゾっとした小さな魚信を捉え、まずは秋ギスの13cmが姿を現した。穂先は細めなので、感度は非常によく、順調にキスを追加してゆく。たたくような独特の魚信で小型のカワハギも取り込んだ。わずか1時間半ほどであるが、何とかツ抜けを達成。
日暮れ方になり、さらに活性が上がったようで、落ちギスサイズの18~20cmもきた。魚体は暖かく、まだまだ活性が高いのだと思う。竿がライトで、しなやかな曲がりをするので、このサイズが来ると結構楽しめる。また、20cm弱のチャリコが15cmほどのキスと一荷でくるなど、夕マヅメはやはりチョイ投げでもチャンスだといえる。