釣り人的「食品ロス」削減レシピ:津軽のイガめんち お弁当にも好適

釣り人的「食品ロス」削減レシピ:津軽のイガめんち お弁当にも好適

イガめんちは、残り物のイカゲソを無駄なく活用する「食品ロス」削減レシピ。今回は、近年郷土食として見直されているというこのイガめんちのレシピを紹介する。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)

アバター画像
宮崎逝之介

メインフィールドはオフショア。魚を求めて各地の海に足を運んでます。 ブログ『信州海釣り班 tsuritabel』管理人。ぜひブログ・インスタものぞいてみてください。

×閉じる

レシピ その他

イガめんち

青森県津軽地方の郷土料理であるイガめんちは、もともと水揚げ量が多くよくイカを食す青森県の津軽地方で、残り物のイカゲソを無駄にせず食べようと家庭料理として親しまれてきたソウルフードである。

その発想はまさに現代のフードロス削減の思想に通じるものがある。イガめんちは近年、郷土食として見直され観光客相手に提供する飲食店も増えている。今回はムギイカを材料にしたレシピを紹介したい。

釣り人的「食品ロス」削減レシピ:津軽のイガめんち お弁当にも好適旬のムギイカ(提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)

釣り場での下処理

一般的に釣魚はクーラーボックスに氷や海水氷などで冷やして持ち帰りますが、ムギイカなどのイカ類は身に真水や氷がじかに触れるのはNGです。仮に魚と同じように氷や水に直接触れている状態で持ち帰ると、せっかく釣ったイカの鮮度が落ちてしまい水っぽく締まりのない残念なクオリティになってしまいます。

せっかくのイカが台無しになってしまいますので、釣ったイカは釣り具メーカーのイカ専用トレーや市販のザルやなどを使い、水気をよく切ってチャック付ポリ袋などを駆使して真水や氷にじかにイカの身がふれないように工夫して持ち帰りましょう。

筆者は100均の網目のトレーを活用しております。また、自宅でさばくときもできるだけ水に触れる回数と時間を少なくするよう気をつけましょう。

釣り人的「食品ロス」削減レシピ:津軽のイガめんち お弁当にも好適ザルやトレーを使い水や氷に触れないように(提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)

自宅での下処理

ムギイカは皮つきのまま胴体もエンペラもゲソも細かくたたくため、さほど難しい処理は必要ありません。

ムギイカの胴体に指を入れてゲソとワタを胴体から引き抜きます。ワタは今回のレシピには使いませんが色んな使い道がありますのでゲソからきれいに切り離してとっておきましょう。イカの胴体とエンペラとゲソをきれいに水で洗いキッチンペーパーなどで水分をしっかり吸い取ります。

Point:なるべく水分を少なくしましょう。

釣り人的「食品ロス」削減レシピ:津軽のイガめんち お弁当にも好適きれいに水洗い後水分を拭き取る(提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)

続いていよいよ材料と調理手順の紹介です

次のページでレシピを紹介!