日本人でもしっくりくる英名のサカナ10種 アングラーフィッシュとは?

日本人でもしっくりくる英名のサカナ10種 アングラーフィッシュとは?

日本人になじみの深い魚たちも、決して日本だけにいるわけではなく、もちろん英語圏などでも見かけられ、英語で名前が付けられている。魚の英名の中には「見たまんま」を付けただけのものもあり、日本人にも非常に分かりやすかったりする。今回はそんな日本人にもしっくりくる英名の魚を紹介したい。

(アイキャッチ画像作成:TSURINEWS 編集部)

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サーフの代表魚の英名

次は、少し変わったサーフで釣れる代表的なサカナの名前を紹介する。

6.Sand borer – キス

Sandは砂で、borerは「穴を空ける人」という意味。かっこいい名前だが、これはキスの英名だ。

キスは砂に潜り込んでいるゴカイなどを食べており、捕食するときに砂や泥ごと吸い込むことからきているようだ。また、夜は砂に潜って眠る習性もあり、四六時中、砂に穴を空けているといっても過言ではない。

日本人でもしっくりくる英名のサカナ10種 アングラーフィッシュとは?砂場遊びが大好き(提供:WEBライター・奥野太郎)

7.Flat fish – カレイ目

Flatは「平べったい」ことを表す。平らな魚といえばヒラメとカレイ。Flat fishは、これらカレイ目の魚のことを差す。ちなみにヒラメの英名はBustard halibutで、これは「偽物のオヒョウ」、「オヒョウ野郎」という意味。オヒョウは日本でも北の海で獲れる巨大なカレイ科の魚だが、ひどい言われようだ。

ちなみに日本では「左ヒラメ、右カレイ」ということがるが、英語圏でもカレイは「Right eye flatfish」、ヒラメを「Left eye flatfish」とも呼ぶようだ。

日本人でもしっくりくる英名のサカナ10種 アングラーフィッシュとは?ヒラメは「オヒョウ野郎」(提供:WEBライター・東照雄)

その他の変わった英名のサカナ

日本とは全く呼び方が違うサカナを3種類紹介しよう。

8.File fish – カワハギ

Fileとは、金属などを削るヤスリのことを意味する。直訳すると「ヤスリ魚」だが、これはざらざらの肌を持つカワハギのこと。ぬめぬめだったり、ウロコが取れやすい魚と違い、滑り止め付きで持ちやすく、さらに調理のときも簡単にはがすことができるカワハギの皮。なぜこんなに人間に都合よくなってしまったのかは謎だ。

日本人でもしっくりくる英名のサカナ10種 アングラーフィッシュとは?都合のいい魚・カワハギ(提供:WEBライター・奥野太郎)

9.Striped beakfish – イシダイ

こちらは直訳すると「縞々でクチバシのある魚」。身体的特徴を羅列しただけのような名前だが、イシダイの英名だ。またはBarred knifejaw(帯のあるナイフのようなアゴ)、Striped knifejawなどとも呼ばれる。英語圏では、とにかく縞々と口周りを重視しているようだ。もう少しシンプルにするか、ひねるかしてほしいが、直訳を見るとしっくりこざるを得ない。

日本人でもしっくりくる英名のサカナ10種 アングラーフィッシュとは?ちなみに縞々は大きくなると消える(撮影:TSURINEWS関西編集部・平塚悠介)

10.Big-eye(ムツ)

Big-eyeとは「大きな眼」。このような名前を持つ魚は、日本では「メバル(眼張)」、「メダイ(目鯛)」がいるが、英語圏ではムツのことを差している。あまり目が大きいイメージはないムツだが、見てみるとそれなりに大きい。しかし、日本人からするとキンメダイやメダイのほうが大きいような気がするので、あまりしっくりこなかった。

日本人でもしっくりくる英名のサカナ10種 アングラーフィッシュとは?大きいといえば大きい(撮影:TSURINEWS関西編集部・平塚悠介)

サカナの英名を調べる方法

インターネットで調べるのも意外と大変、一番は、英語圏の友達をつくることだが、なかなか難しいだろう。

そんなときは、回転寿司に行ってみてほしい。最近はタブレット式での注文方法になっているため、観光客用に英訳機能がついている。いつも食べているサカナの英名を簡単に知る事ができる。

意外といつも食べているサカナの英名を知らない人が多いはず。皆さんもあの魚が海外ではどのように呼ばれているか?語源はなにか?調べてみてはいかがだろう。

<平塚悠介/TSURINEWS 関西編集部>