500円の「格安ジグ」でも魚は釣れるのか? 初対面のマトウダイがヒット【三重】

500円の「格安ジグ」でも魚は釣れるのか? 初対面のマトウダイがヒット【三重】

雨、風、ウネリとなかなか厳しいコンディションのなか、三重県南伊勢町から近海ジギングへ。ハタ系ロックフィッシュを本命に、ジグの種類やジャーク、狙うレンジを変えながら探っていくと、チカメキントキ、カツオ、シイラ、カイワリ、オオモンハタ、マトウダイなど多彩な魚が登場。初めて釣る魚にも次々と出会う釣行となった。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・田村昭人)

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田村昭人

近畿圏でイカや根魚、バス、船ジギングと様々なルアーフィッシングを楽しむ単独釣行メインアングラーです。

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久しぶりの南伊勢ジギング

今回はジギング仲間と2人で船をチャーター。南伊勢町でのジギングは久しぶりだ。ハタ系ロックフィッシュをメインに、いろいろな魚を狙いたくて釣行することにした。

ところが前日、船長から「天気があまり良くないから、沖まで出られるか分からんよ」との連絡が……。それでも「行きたい!」ということで出船決定。当日を迎えると、雨、風、さらにウネリまである、なかなかのコンディションだった。

500円の「格安ジグ」でも魚は釣れるのか? 初対面のマトウダイがヒット【三重】南伊勢から出船(提供:TSUIRNEWSライター・田村昭人)

今回のタックル

使用したのはPE2号を巻いたベイトリールに、感度を重視した硬めの6.7ftジギングロッド。リーダーにはDAIWAのピンクフロロ30lbを組み、80~200gまでのジグを用意した。

 

午前6時に漁港を出船。船長から「この湾内に避難して、スーパーライトジギングになるかもよ」と言われながらも、まずは沖を目指してもらう。

水深80~100mからスタート

午前6時30分にポイントへ到着。何とか立って釣りができる程度のウネリだったので、予定通り近海ジギングを開始した。ただし、風と潮の流れが逆方向。これがなかなか釣りにくい。最初に選んだのはオンザ・ブルーのTGポテンシャル。雨のローライトを考えてレッドゴールドを選択した。

まず80gを投入したが流されてしまうため、すぐに100gへ変更。着底後、ロッドの弾力を利用したスローピッチジャークでフワフワとフォールを繰り返し、ボトム付近を狙っていると、いきなり「ゴンゴンッ」とヒットした。根魚ではなさそうな引き。

上がってきたのは……赤い魚!? 今回の第1号は、以前から釣ってみたかったチカメキントキ! これはうれしい。いきなりのニューターゲットで、幸先のいいスタートになった。

500円の「格安ジグ」でも魚は釣れるのか? 初対面のマトウダイがヒット【三重】初手チカメキントキ(提供:TSUIRNEWSライター・田村昭人)

アヤメカサゴの連発ポイント発見

ポイントを移動し、ここでもまずはボトム付近を狙って根魚を探していく。すると、アヤメカサゴが連発する場所に遭遇。着底からワンアクションでヒットが続く。2魚種目はアヤメカサゴ。

小ぶりではあるが、深い場所から上げてきたため、目が飛び出したり、浮き袋が口から出たりしている。リリースは難しそうなのでキープした。

500円の「格安ジグ」でも魚は釣れるのか? 初対面のマトウダイがヒット【三重】アヤメカサゴ(提供:TSUIRNEWSライター・田村昭人)

ハイピッチジャークでカツオ

潮が緩くなったところで、メジャークラフトのジグパラバーチカルショートのリアルカラーを投入。スローピッチジャークでボトム付近を狙ってもアタリがないため、今度は速いテンポで連続してシャクリ上げるハイピッチジャークで中層まで探ってみた。すると「ガツンッ」とヒット!

よく走る魚で、上がってきたのはカツオ。これで3魚種目だ。単発ではあったものの、「これはもしかして、かなり魚種を稼げるんじゃない?」と期待が膨らむ。

500円の「格安ジグ」でも魚は釣れるのか? 初対面のマトウダイがヒット【三重】カツオ(提供:TSUIRNEWSライター・田村昭人)

しかし、その後はアタリが遠い。そこで再びTGポテンシャルに戻すと、ボトム付近でヒット。4魚種目はガシラだった。この深い海域ではウッカリカサゴが多いイメージなので、ここで普通のガシラが釣れたのはちょっと意外だった。

500円の「格安ジグ」でも魚は釣れるのか? 初対面のマトウダイがヒット【三重】型のいいガシラ(提供:TSUIRNEWSライター・田村昭人)

表層ではシイラがヒット

潮が緩んだため、着底時のライン角度をつけようとジグをキャストして探ってみる。何投かすると、キャストしたジグが着水した直後にラインが走った。表層でシイラがヒット!

しかし、ジャンプされて残念ながらバラしてしまう。「まだ群れでいるかもしれない」そう思って狙い続けると、今度は「ドンッ」としっかりヒット。5魚種目はシイラだった。約1年ぶりのご対面だ。シイラのフライは子どもたちにも人気だったので、今回もキープする。

500円の「格安ジグ」でも魚は釣れるのか? 初対面のマトウダイがヒット【三重】シイラ(提供:TSUIRNEWSライター・田村昭人)

ウネリを避けて水深60mへ

ここでウネリがひどくなってきた。本当は水深80~100mほどの深場でマハタを狙いたかったが、安全を考えて断念。水深60mほどの海域へ移動することになった。ポイントを移動しても、なぜかシイラがついてくるようで、船の周りにはその姿が見えている。

そんななか、ジグをボトムまで落とし、根魚がいないかスローピッチジャークで探っていると「ゴンッ」とヒット。掛かってからよく走る。これは根魚ではなさそうだ。上がってきたのは6魚種目のカイワリ! 初めて釣った魚だけに、これまたうれしい1匹となった。

500円の「格安ジグ」でも魚は釣れるのか? 初対面のマトウダイがヒット【三重】良型のカイワリ(提供:TSUIRNEWSライター・田村昭人)

オオモンハタがダブルヒット

アタリが止まったため、着底からすぐにハイピッチジャーク。そこからラインを張り気味にしたテンションフォールを入れてみる。すると「ガツンッ」とヒット!

「なかなか重いゾ」と期待しながら上げてくると、なんとオオモンハタのダブルヒット!

500円の「格安ジグ」でも魚は釣れるのか? 初対面のマトウダイがヒット【三重】オオモンダブル(提供:TSUIRNEWSライター・田村昭人)

7魚種目にして、ようやく狙っていたハタ系ロックフィッシュに出会うことができた。「このままどんどん浅場まで戻るなら、アカハタも追加できるかな?」そんなことを考えていると、ここで風が止んだ。

500円ほどの格安ジグを試す

ここで使ってみたかった鉛製ジグを投入する。Temuで500円ほどで購入した格安ジグだ。実は今年5月のブリジギングで、会社メンバーの若い子が初参戦した際、高いジグを次々にロストしてかなりショックを受けていた。

そこで、「このジグでも釣れるなら、オススメしてあげよう!」と思って持ってきたものだ。見た目は……ほぼTGベイト(笑)。ローライトなので赤系のシルバーカラーを落としてみると、これがなかなかいい感じ。

マトウダイがヒット!

ひとシャクリにリール1回転の基本的なワンピッチジャークで狙っていると、「ガツンッ」といきなりヒットした。根魚とはまた違う引き。「何が釣れたんやろ?」上げてくると、姿を見せたのはマトウダイ!

500円の「格安ジグ」でも魚は釣れるのか? 初対面のマトウダイがヒット【三重】格安ジグでマトウダイ(提供:TSUIRNEWSライター・田村昭人)

これも初めて釣る魚だ。500円ほどの格安ジグ、いきなり仕事してくれました(笑)。

中層狙いでヤイトガツオ登場

この後、写真は撮っていないが、ボトムではエソとヒメもヒットした。ただ、「底はアカンかな?」と考え、今度は狙いを中層へ変更する。連続したハイピッチジャークで誘っていると、またまた「ガツンッ」とヒット。

よく走る。「またカツオか?それとも青物かな?」そう思いながら上げてくる。「やっぱりカツオか……」と思ったところで、あれ!?

船長から「ヤイトガツオやで!」と教えてもらった。これまた初めて釣る魚。脂が乗って刺し身でおいしい魚とのことで、釣り上げるとすぐに船長が締め、海水氷で保存してくれた。

500円の「格安ジグ」でも魚は釣れるのか? 初対面のマトウダイがヒット【三重】続いてヤイトガツオ(提供:TSUIRNEWSライター・田村昭人)

多彩な魚と出会えた近海ジギング

正午を迎え、今回の釣行は終了。写真の並べ方はかなり雑ですが(笑)、これだけいろいろな魚種を釣ったのは初めてだった。今回特に印象的だったのは、状況に合わせたジグの使い分けだ。潮が動いている時間帯には、タングステン製でシルエットの小さなTGポテンシャルが使いやすかった。

一方、潮が緩んだ場面では鉛製ジグでも魚をキャッチでき、500円ほどの格安ジグでも使い方次第で釣れることが分かったのは収穫だった。

さらに、ボトムをスローピッチジャークで探るだけでなく、ハイピッチジャークで中層を狙ったり、キャストして表層のシイラを狙ったりと、レンジとジャークを変えることで魚種を追加できた。雨、風、ウネリに振り回されたものの、初めて釣る魚にも次々と出会い、めちゃくちゃ楽しめた釣行だった。

500円の「格安ジグ」でも魚は釣れるのか? 初対面のマトウダイがヒット【三重】魚種豊富で楽しいジギング(提供:TSUIRNEWSライター・田村昭人)

硬めのベイトロッドが的中

一方、同行した仲間はスピニングのジギングロッドを使用。ウネリのなかで着底を把握しにくく、根掛かりによるジグロストが多発したため、ボトム狙いを諦めてシイラ2匹とバラシ多数で楽しんでいた。

今回のような状況では、硬めのベイトロッドを使ったことで着底やボトムの形状を把握しやすく、フリーフォールやテンションフォールもクラッチと指先で調整できた。荒れ気味の海況でも、さまざまなレンジと誘い方を試せたことが、多魚種との出会いにつながったように思う。

<田村昭人/TSURINEWSライター>

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