夏の朝日が水平線から昇り、穏やかな海を黄金色に染め上げた7月5日。良型タチウオを狙い、三重県鳥羽市から出船する海栄丸に乗船し、伊良湖水道へ向かった。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)
伊良湖水道でテンヤタチウオ釣り
伊良湖水道は伊勢湾と太平洋を結ぶ潮通し抜群の海域。速い潮に乗ってイワシなどのベイトフィッシュが集まり、それを追ってタチウオをはじめ、ブリやサワラ、マダイ、ヒラメなども回遊する。特に夏場は大型タチウオの実績が高く、テンヤタチウオ釣りの人気エリアとして多くの釣り人で賑わう。
当日の状況と仕掛け
この日は中潮。下げ潮が動き始めるタイミングで水深約80mのポイントへ到着した。使用したのは船宿指定の50号テンヤ。カラーは実績の高いグロー系を選び、船長の指示ダナである60~70m付近を重点的に探ることにした。
使ったテンヤ(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)指5本クラスのタチウオ登場
まずは海底まで落とした後、電動リールを一定速度(4)でゆっくり巻き上げる。テンヤを安定して泳がせながら、魚からの反応を待つ。開始早々、65m付近でティップが細かく揺れた。タチウオがエサをつつくような前アタリだ。
しかし、この日は反応が小さく、まだ活性が低いと判断。そのまま誘いを続ける。
ゆっくり巻き上げがコツ(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)すると60m付近でロッドが一気に押さえ込まれた。十分な重みを感じたところで鋭くアワセを入れると、ロッドには重量感が乗り、直後から鋭い引き込みが始まった。一定のテンションを保ちながら慎重に巻き上げると、水面に長く輝く銀色の魚体が浮かび上がる。
姿を見せたのは指5本クラスのタチウオ。
美しい魚体(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)細長い魚体は朝日を反射して美しく輝き、夏の伊良湖水道らしい良型との出会いとなった。
良型のタチウオ(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)ジャーク&ステイで食い上げ
その後は潮が効き始め、船中でもヒットが続出。魚の反応が60m前後に集中していたため、誘い方をジャークとステイを組み合わせたパターンへ変更した。一定間隔でテンヤを跳ね上げた後、数秒静止させて食わせの間を作る。すると、止めた瞬間にラインテンションがふっと軽くなった。
タチウオが下からテンヤを持ち上げた典型的な「食い上げ」バイトだ。すぐに余分な糸フケを回収し、渾身のアワセを入れる。直後からドラグを鳴らす鋭い突っ込みが続き、これまで以上の重量感がロッドへ伝わる。無理をせず一定のテンションを維持しながら浮かせてくると、大型らしい堂々とした魚影が姿を現した。
ゴン太のタチウオ(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)キャッチしたのは全長103cm、指5.5本の良型タチウオ。鏡のような銀色の魚体は迫力十分で、この日のハイライトとなる1尾だった。
指5.5本サイズ(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)最終釣果と今後の展望
テンヤタチウオでは魚がエサを下からくわえるため、確実に掛けるには強いフッキングが欠かせない。この一尾もタイミング良くアワセを決めたことで、しっかり口元へフックを掛けることができた。最終釣果は16匹。釣れた魚はすべて指4本以上と型が揃い、最大は103cm・指5.5本という満足のいく結果となった。
今後の展望
伊良湖水道では真夏は数こそ日によって差があるものの、ドラゴンクラスが期待できる魅力的なシーズン。そして秋が深まる9〜10月には群れも濃くなり、数釣りを楽しめる日も増えてくる。
強烈なアタリと豪快な引きを味わえるテンヤタチウオゲーム。これから最盛期を迎える伊良湖水道で、その醍醐味を体感してみてほしい。
伊良湖水道テンヤタチウオ動画
<HAZEKING/TSURINEWSライター>
海栄丸



