ライトゲームを続けていると、意外に悩むのがジグヘッドケースの寿命である。ジグヘッドやワームには気を使っていても、ケースそのものはあまり意識しない人も多いかもしれない。しかしケースは釣行のたびに海水や湿気へさらされるため、扱い方によって寿命が大きく変わる。筆者の経験では、最低限の手入れさえ続ければ3年以上使うことも十分可能である。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・井上海生)
ケースは意外と長持ちする
ジグヘッドケースは消耗品というイメージがある。実際、釣具店へ行けば数百円から購入できるため、壊れたら買い替えるものと考えている人も多いだろう。
しかし実際には思った以上に長持ちする。筆者が現在使用しているケースの中には3年以上使っているものもある。毎週のように釣行へ持ち出しているにもかかわらず、まだ十分現役である。
もちろん使用頻度によって差はあるが、普通に使うだけで数か月や一年程度で壊れるものではない。むしろ寿命を縮める原因の多くは管理不足によるものだと感じている。
劣化の原因はサビと湿気
ケース自体は樹脂製なので簡単には壊れない。しかし内部環境は別問題である。
最も厄介なのは湿気だ。釣行後に濡れたジグヘッドをそのまま収納し続けると、内部でサビが進行する。ジグヘッドのフックがサビるだけでなく、サビ汁がケース内部へ付着して汚れの原因にもなる。
手入れしよう(提供:TSURINEWSライター・井上海生)特に雨天釣行や波しぶきを被った後は要注意である。一見乾いているように見えても、水滴が残っていることは珍しくない。
またワームの液や塩分がケース内部へ蓄積することもある。こうした状態を長期間放置すると見た目も悪くなり、結果として買い替えが早まる原因になる。
長持ちさせるコツ
長持ちさせる方法は意外なほど簡単である。
まず帰宅後にケースを開いて乾燥させること。これだけでも寿命はかなり変わる。筆者は釣行後、収納棚へ戻す前にしばらくフタを開けておくことが多い。
また定期的な清掃も効果的である。ケース内部にたまったサビ粉やゴミを取り除くだけでも状態は大きく改善する。年に数回でも十分だ。
さらに極端にサビたジグヘッドは処分するのも大切である。一本だけサビたフックを残しておくと、周囲のジグヘッドまで劣化させる原因になりかねない。
サビたものは処分すべし(提供:TSURINEWSライター・井上海生)結局のところ、ケースを長持ちさせる秘訣は特別なことではない。小マメな管理を続けるだけで十分なのである。
買い替えの目安
とはいえ、どんなケースにも寿命はある。
筆者が買い替えを検討するのは留め具の劣化が始まった時である。フタがしっかり閉まらなくなると持ち運び時のトラブルが増えるため、実用面で問題が出てくる。
また内部の仕切りが割れたり変形したりした場合も交換時期と考えてよいだろう。ジグヘッドが混ざり始めると使い勝手が大きく低下する。
逆に言えば、そのあたりが正常なら多少の傷や汚れは問題にならない。釣具は使ってこそ価値がある道具であり、ある程度の使用感は避けられないからだ。
ジグヘッドケースは確かに消耗品である。しかし使い方次第では驚くほど長く付き合うことができる。帰宅後の乾燥と簡単な清掃。その小さな積み重ねだけで寿命は大きく変わる。筆者としては、壊れるまで使い切るくらいの気持ちで十分だと思っている。気付けば3年、あるいはそれ以上付き合うケースも決して珍しくないのである。
きれいに手入れすることも大事だ(提供:TSURINEWSライター・井上海生)ただし――筆者がここで述べたいのは、上記のような「節約」や「長持ちへの意識」といったものより、むしろ積極的な買い替えである。ライトゲーム用のヘッドケースなど500円もしないのだ。それをケチってハリを危険にさらすのは、ちょっとした本末転倒とも言える。今回私は自分のものを手入れにとどめたが、本当は買い替えるべきだったとも思っている。
<井上海生/TSURINEWSライター>


