山々を埋め尽くす鮮やかな新緑。目がくらむほど眩しい初夏の日差し。そんな季節感に包まれた5月末、大分県杵築市の「るるパーク(日指ダム)」へバスフィッシングに行ってきた。ここは、県が管理・運営する公園内のダムでバスフィッシングを楽しめる、全国的にも稀有なフィールドである。今回は、その魅力と実釣の様子を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:釣具のポイント八幡本店フィッシングマイスター・光田哲朗)
るるパークでバス釣り
終日曇天で、強い風が吹く予報となっていた釣行当日。福岡花畑本店の小野さん、ルアースタジアムの岡井さん、徳島から九州を訪れていた徳島藍住店の村上さん、そして私の計4人で釣行を行った。
(提供:釣具のポイント八幡本店フィッシングマイスター・光田哲朗)るるパーク(日指ダム)は大分県が管理・運営する施設で、ダムをぐるりと回れる遊歩道をはじめ無料駐車場、トイレ、自動販売機、食堂やお土産売り場まで備わった釣り場である。釣り場以外にも、遊具や動物エリア、トラムカー、スワンボートなどがあり、土日祝日には多くの一般来園者でにぎわう。
釣行時のブラックバスは産卵中、もしくは産卵直後と思われる個体が多く、食い気や活性が落ちた「ポストスポーン」と呼ばれる時期にあたっていた。また、ダム全体がやや減水傾向にあったため、沖や少し深い位置にいるであろう動きの鈍い魚に対して、どのようにアプローチするかが釣果を左右する状況であった。
40cm超え交え全員安打
狙ったのは、産卵場になっていたと思われるなだらかな地形の外側にあるブレイク、つまり水深変化のあるポイント。魚の状態に合わせ、移動距離を抑えながらゆっくり誘えるルアーやリグを使い、丁寧に探っていった。
丁寧に探る(提供:釣具のポイント八幡本店フィッシングマイスター・光田哲朗)その結果、閉園時間までに40cmを超える良型を含む複数尾をキャッチ。厳しい状況下ではあったが、4人全員がブラックバスを手にすることができた。
当日も多くの釣り人が訪れていたが、魚をキャッチできている人はわずかで、決して簡単な一日ではなかった。それでも、仲間同士で意見を交わしながら釣りを組み立てることで、うまく全員安打につなげることができた。
ブラックバスヒット(提供:釣具のポイント八幡本店フィッシングマイスター・光田哲朗)稀有なフィールド
前述したように、るるパーク(日指ダム)は園内施設が非常に充実している。無料駐車場やトイレ、自動販売機に加え、食堂や売店も備わっており、釣行中の休憩や食事にも困らない。釣り場としてだけでなく、公園施設としても整備されているため、初めて訪れる人や家族連れでも利用しやすい環境が整っている。
こちらもキャッチ(提供:釣具のポイント八幡本店フィッシングマイスター・光田哲朗)また、ダムフィールドでありながら足場のよい場所が多く、釣り場のキャパシティも比較的広い。遊歩道を利用しながらポイントを替えられるため、状況に応じて釣りを組み立てやすい点も魅力である。
全国的に見ても、これほど施設が整い、管理された環境の中でバスフィッシングを楽しめるフィールドは貴重だと感じた。
マナーの遵守を
一方で、一般の来園者も多く利用する公園内の釣り場であるからこそ、ゴミの持ち帰りやキャスト時の周囲確認、ルールの遵守など、釣り人一人ひとりのマナーが大切になる。
良型含め全員安打(提供:釣具のポイント八幡本店フィッシングマイスター・光田哲朗)るるパーク(日指ダム)は、釣り人が快適に楽しめる環境と、一般来園者が安心して過ごせる公園機能が両立した魅力的なフィールドである。今後もこの恵まれた釣り場環境を守るため、ルールとマナーを意識しながら楽しんでいきたい。
<釣具のポイント八幡本店フィッシングマイスター・光田哲朗/TSURINEWS編>
るるパーク


