初夏を思わせる暑さのなか、神奈川県・金沢八景「一之瀬丸」からテンヤタチウオに挑戦。難しい状況ながらドラゴン級もヒットし、スリリングな駆け引きを堪能した。今回は釣行レポートに加え、船釣りで活躍した「ICE EDGE 冷感コンプレッションシャツ」の使用感も紹介する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター灰野広武)
一之瀬丸でテンヤタチウオ釣行
5月後半、釣り仲間と神奈川県・金沢八景の「一之瀬丸」よりテンヤタチウオに挑戦した。近況はややテクニカルな状況ながら、釣果は右肩上がりとのことで、数本は獲れるだろうと期待しての釣行だ。
日差し&熱中症対策も万全に
日が昇ると夏のような暑さになるこの頃。熱中症対策に飲み物を多めに用意するのはもちろん、服装にも気を配りたい。筆者は普段、速乾性の半袖Tシャツで過ごすことが多いが、肌の露出が多いと暑さだけでなく日焼けも気になる。
そこで今回は、長袖の「ICE EDGE 冷感コンプレッションシャツ」をインナーとして着用。特殊加工により体感温度が最大12℃低下するとされるアイテムだ。
ICE EDGE冷感シャツ(提供:TSURINEWSライター灰野広武)実際に着た状態で屋外へ出ると、春先らしい肌寒さを感じるほどで、かなりの冷感効果を実感できた。さらに着ると体幹・重心が安定して転倒防止にもつながるとのこと。揺れる船の上で常時誘いを入れる必要があるテンヤタチウオ釣りで検証してみよう。
確かに冷感効果はありそう(提供:TSURINEWSライター灰野広武)タックルと基本の釣り方
当日は6時頃に船宿へ到着し、乗船準備を進める。テンヤは40号指定。ポイント到着後すぐ投入できるよう、事前にイワシの頭を落としてテンヤへ装着した。その際、船長から「エサは小さめが良い」とアドバイスを受ける。
しかし持参したイワシは大きめサイズばかり。頭側を削って調整したものの、どうしてもボリューム感が残ってしまった。今振り返れば、この時点で勝負の流れは決まっていたのかもしれない。
エサは小さめがいいと……(提供:TSURINEWSライター灰野広武)タックル
竿:サーベルマスター Xチューン テンヤ 91H173
リール:スティーレ101XG
ライン:PE1号
リーダー:フロロ8号 1m
バイトリーダー:14号 30cm
テンヤ:DAIWA 船タチウオテンヤ速攻SP 40号 ゴールド
基本の釣り方
出船後は第二海堡付近の浅場からスタート。指示ダナまで仕掛けを落とした後、テンヤを左右に揺らすイメージで細かく誘う「タタキ」を入れていく。時折ストップを入れて食わせの間を演出したり、逆に動かし続けたりと反応を探る展開。アタリがなければ少しずつ巻き上げ、探るレンジも変えていく。
テンヤタチウオは、一度アタリが出たタナで連発することも多いため、ヒットレンジの把握が重要だ。
120cm超えドラゴンがヒット
序盤は聞いていた通り厳しい状況だったが、開始1時間ほどで船中にポツポツとアタリが出始めた。同行の釣り仲間も無事キャッチし、水深情報を共有してもらう。同じレンジでタタキ続けていると、竿先が軽くなるような違和感。すかさずアワセを入れるとヒット。
巻き始めた瞬間、強めに締めていたドラグが止まらず滑り続ける。明らかに大型だ。しばらく耐えてから巻き上げに入ると、水面下に巨大な魚影が浮かび上がった。「間違いなくドラゴン級だ!」120cmオーバーはある。魚のサイズを意識した瞬間、焦りが……。
痛恨の抜きあげバラし
通常ならリーダーを掴んで取り込むところを、誤ってPEラインを保持。そのまま抜き上げようとした結果、船縁で擦れて高切れしてしまった。フックはしっかり掛かっていただけに、冷静なら獲れていた魚。アタリの少ない日だっただけに、痛恨のミスとなった。
時合い到来で待望のタチウオ手中
その後はショックを引きずり、なかなかアタリを出せない苦しい時間が続く。「ボウズ」の文字が頭をよぎった終盤、ようやく時合いが到来した。集中してタタキ続けると、久々の違和感。
アワセを入れると一瞬乗ったもののフックアウト。しかしすぐ誘い直すと再び反応があり、今度はしっかりフッキング成功。上がってきたのは、先ほどのドラゴンには及ばないもののメーター弱の良型タチウオ。諦めかけていただけに、価値ある1本となった。
メーター弱のタチウオ(提供:TSURINEWSライター灰野広武)ゴールドに反応集中
さらに直後にもう1本を追加。しかし時合いは短く、その後は沈黙。最終釣果は2本に終わったものの、サイズには十分満足できる内容だった。今回アタリを出せたカラーはDAIWAのゴールド系のみ。
別日にはゼブラ系が当たることもあり、テンヤカラーは複数用意しておきたいところだ。また、好釣果を上げていた人の中には、かなり小型の身エサを使用しているケースもあった。次回はサイズ違いのイワシを持ち込む予定だ。
冷感コンプレッションシャツの力
船釣りでは、海況や大型船の引き波によって大きく揺れることがある。バランスを崩せば転倒やタックル破損につながる危険もあり、特に夏場は疲労から注意力も低下しやすい。
今回着用した「ICE EDGE 冷感コンプレッションシャツ」は、冷感性能に加え、特殊加工による体幹・重心サポート効果も特徴となっている。
誘いの精度向上にも効果
テンヤタチウオは細かなロッド操作を繰り返す釣りのため、腕や体幹への負担が大きい。慣れていないと翌日筋肉痛になるほどだ。実際に着用してみると、体のブレが抑えられる感覚があり、誘いの安定感・精度が向上。
疲労が蓄積した場面でもバランスを崩しにくく、安心感があった。結果、時合いに集中することができ、厳しい中でも釣果を上げることができたと思う。
今回の釣果(提供:TSURINEWSライター灰野広武)強烈な日差し対策にも活躍
当日は終始晴天で、日焼け止めを塗っていても手の甲はやや日焼けしてしまった。しかし、シャツに覆われていた腕部分は日焼けせず快適そのもの。これから迎える夏のタチウオシーズンでは、暑さ対策とUV対策の両面で活躍してくれそうだ(個人の感想です)。
今後のタチウオ釣りの展望
これからのシーズンは数釣りが本格化し、天秤仕掛けやジギングも有利になってくる。一方で、強烈な引きを味わえる大型「ドラゴン」狙いでは、やはりテンヤに分がある。しっかり暑さ対策を整えた上で、ぜひ夏のテンヤタチウオゲームに挑戦してみてほしい。
<灰野広武/TSURINEWSライター>


