「回遊を待ってひたすら忍耐!」トンボジギングでラストにドラマ魚手中【三重・尾鷲沖】

「回遊を待ってひたすら忍耐!」トンボジギングでラストにドラマ魚手中【三重・尾鷲沖】

2月14日、三重県・尾鷲の遊漁船で久しぶりのトンボジギングへ。紀勢自動車道の尾鷲北インターを降り、偶然出会った釣り仲間と共に乗船。冷え込む朝ながら風がないため快適なスタートとなった。移動を繰り返しながら粘る中、最後の流しでまさかのフォール中ヒット。その釣行の模様をお伝えしよう。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・山本憲史)

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オフショア ソルトルアー

尾鷲の遊漁船でトンボジギング

紀勢自動車道の尾鷲北インターを降りてすぐのコンビニへ買い物に立ち寄ると、偶然マルハンを利用していただいているお客さんに会い、話を聞くと同じ船に乗るとのこと。午前6時集合で5時半前に到着。のんびりタックルをセッティングする。

空気は冷たいが風がないので、それほど寒さは感じない。船長は今回風がない予報なので、潮目を探っていく作戦のようだ。ポイントまで1時間ほど船を走らせる。

日が昇って暖かくなってきたので、ミヨシでゴロンと寝て到着を待つことにする。ポイントに到着して、まずはロジカルプライム60#6のロッドにテラをセット。ラインはスーパーファイヤーライン2.5号、ジグは枝豆じぐ290gだ。

アタリがなく忍耐の釣りに

ジグを落として150~50mまでをゆっくりしたワンピッチで探っていると、船長から「すごい反応。食ってくるかもしれん」とアナウンス。朝イチで掛けて気持ちを楽にしたいところだったが、残念ながらヒットさせることができず忍耐の釣りになった。

そのうちに他の船から釣れたとの情報で、約1時間かけて大移動。移動した先は潮と風が同調する感じでジグが真下に落ちるので、タックルをチェンジ。ロッドをロジカルプライム60♯4に、ジグはスパイN200gを落とす。

ひたすら回遊待ちの我慢の釣りで、ジグを交換してみたり300mほどラインを出して深いタナを探ったりして、気持ちを維持させる。なかなかアタリがないなか、他の船からの連絡でさらに大移動することになった。

「回遊を待ってひたすら忍耐!」トンボジギングでラストにドラマ魚手中【三重・尾鷲沖】ミヨシでファイトする筆者(提供:週刊つりニュース中部版APC・山本憲史)

船中で本命が揚がる

情報をくれた船では1人で3匹釣って、他の人は1匹とからしい。状況に合うとその人だけ釣れることはよくある。

終了時間も迫っているので、このポイントで粘る。魚の反応が入ってこのタイミングで、同船した女性アングラーがうまく合わせてキャッチすることができた。

私も何とか1匹捕りたいが、魚が通過する反応と探っているジグの位置があべこべだったりと、かみ合わない。

ラストギリギリで本命ヒット

いよいよ最後の流しで、ジグの動きを優先させるためアシストフックを小さくし、ジゲン3/0ツインを枝豆じぐ210gに付けて落とす。船長と話している途中でラインが止まって、何もしていないのに掛かってしまった。

思いのほか走るので大きいのかなぁゆっくりやり取りしていると、隣にもヒット。オマツリしたのでしばらく泳がせて、オマツリをほどいたらただ重いだけになった。これは腹に掛かったなと思いながら回収すると、案の定スレ掛かり。走るハズだ。

「回遊を待ってひたすら忍耐!」トンボジギングでラストにドラマ魚手中【三重・尾鷲沖】ラストひと流しでドラマフィッシュ(提供:週刊つりニュース中部版APC・山本憲史)

何とか1匹捕れたが、フォール中でしかもスレ掛かりなので釣った感が全くなく、完全に事故的で複雑な気持ち……。次回は伊豆のアブラボウズの予定だが、はたして出船できるだろうか……。

「回遊を待ってひたすら忍耐!」トンボジギングでラストにドラマ魚手中【三重・尾鷲沖】タックルとキャッチしたトンボ(提供:週刊つりニュース中部版APC・山本憲史)

<週刊つりニュース中部版APC・山本憲史/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年2月28日号に掲載された記事を再編集したものになります。