長かった夏が終わり、短い秋を経て冬の訪れを感じる季節となりました。特に夜釣りでは身体が芯から冷え切ってしまい、温かい汁物が恋しくなります。千葉県外房の勝浦市には、名物「勝浦タンタンメン」というご当地ラーメンがあります。そこで今回は釣りをして冷え切った身体に勝浦タンタンメンは最高に美味しい!という話をしたいと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・アングラーK)
勝浦タンタンメンとは?
全国各地にその地域で味わうべき「ご当地ラーメン」が存在します。千葉県では竹岡式ラーメン、アリランラーメン、そして勝浦タンタンメンがそれにあたります。皆さんも一度くらいは耳にしたことがあるのではないでしょうか。
さて、勝浦タンタンメンとはどんなラーメンでしょうか?具体的に説明すると、醤油ラーメンの上に挽肉と刻んだタマネギをラー油で炒めたものがたっぷり乗っているという割とシンプルなラーメンです。
書いたとおりこのラーメン、大量のラー油を使っているのでかなり辛いです。それもそのはず、勝浦タンタンメンは漁師や海女が海で仕事をして冷え切った身体を温めるために作られたラーメン。それが口伝てに広がり、今日のように千葉県を代表するラーメンにまで成長したのです。
味は基本は醤油ラーメンですが、ラー油の刺激的な辛さに加え、炒めたタマネギと挽肉の甘みが辛さをまろやかにし、絶妙な味わいを生み出しています。一見「ただの激辛ラーメン」と思われるかもしれませんが、ぜひ一度食べてみてください。かなりクセになる美味しさなのです!
千葉県外房 勝浦市の魅力
千葉県南東部に位置する勝浦市は、リゾート地として知られる一方で、外海に面し黒潮の影響を受けることから、様々な魚種が狙える絶好の釣り場が点在します。この時期は特に、アジやカマス、青物などが期待でき、多くの釣り人が訪れます。海の景色を眺めているだけでも、釣り人なら心が躍る絶好のロケーションです。
釣りとグルメの相性
私の居住地は関東ですが、勝浦に行くとなると高速を使っても2時間以上。れっきとした遠征となります。
しかし釣りはあくまでも自然との勝負、どんなに深く状況を分析して釣果を予想してもボウズを食らってしまう可能性もあります。
私の場合で言えば、往復で4時間以上をかけて爆釣を期待し、遠征してきたのにボウズ…これでは心も折れてしまいます。
そんな時ご当地のグルメがあれば傷ついた心も少しは癒やされるでしょう。つまり釣れなかった時「ドライブして勝浦タンタンメン食べに来たのさ!」と言い訳にするのです。そう!私はグルメ(勝浦タンタンメン)を遠征釣行の「保険」にしているんです(笑)。