11月3日(日)、「アジ釣り教室」のインストラクターとして金沢八景の船宿「太田屋」から出船した。当日の海況は悪条件のため釣果は芳しくなかったが、それでもほぼ全員本命をキャッチ。終日賑やかだった船上をリポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)
LTアジの釣りスクールに参加
「第2回入門者のためのライトアジスクールin太田屋」が、船釣り仕掛けのトップブランド「YAMASHITA」と、船釣り専用ロッドブランド「alpha tackle」および「東京都釣りインストラクター連絡機構(以下:JOFI東京)」でタッグを組み、金沢八景の船宿「太田屋」にて開催された。
俳優でJOFI東京のメンバーでもあるミルクティ圭介さんが、幅広い人脈を活かして今回の釣り教室開催を働きかけてくれたことに感謝!
釣り方のレクチャーはもちろんのこと、タックルもすべてメーカーから用意されているので、魚を持ち帰るクーラーボックスと雨具や飲食物などだけあれば、誰でも気軽に参加できるのが大きな魅力の一つだ。
初心者からベテランまでさまざま
釣り教室の対象者は入門者のみならず経験者もウェルカムなので、ライトアジ(以下:LTアジ)釣りをしてみたけれどもワンランク上を目指したいなんて方にもお勧めだ。メーカーのスタッフなどから適切なアドバイスをもらえることだろう。
仕掛けも根掛かり等でロスしたら新しい物をいただけるので安心だ。参加賞(今回はキャップなど)がもらえるのも魅力の一つとも言える。また今回参加者14名に対してほぼ全員付きっきりでマンツーマンに近い形での指導を行った。
11月3日(日)横浜市は晴れ。気温は20℃位まで上昇したが、海況が悪く釣りづらい1日となった。
ライトタックルでのアジの釣り方
ここでは、簡単にライトタックルでのアジの釣り方を紹介したい。
一昔前は東京湾でのアジ釣りと言ったら、アンドンビシ120~130号を使用するか、秋にサビキで狙う小型のアジ釣りがメインだったが、今では30~40号のビシで狙う釣りが主流となっている。
タックルについて
タックルは7:3調子のゲームロッドにリールは小型両軸にPEライン2号前後を200m巻いておけばOKだ。片天秤は35センチ前後のものを使用し、その先に付けるクッションゴムは細めのもの30センチ程度が望ましいが、使用しなくても構わない。
ビシについては持ち込みでも構わないが、船宿によってイワシのミンチの挽き方の違いなどがあるため、初めての船宿の場合は借りられるのであれば借りた方が無難。
仕掛けはこだわる方は自作でも良いが、市販のアジ用の仕掛けでなんら問題なく良く釣れるので、特にビギナーの方には市販品がお勧めだ。
付けエサについて
付けエサは赤タンや青イソメを小さくちぎって使用するが、特エサとしてコマセのミンチの中のキモは大型がヒットする率も高いのでぜひ試していただきたい。
コマセは詰め過ぎず8分目位に入れて、目詰まりしてきたら歯ブラシなどで綺麗にされたい。
アクションについて
釣り方は、船長の指示棚(底から2~3mが多い)が重要。ここで大切なのはリールのカウンターではなくラインの目印でタナを測ること。コマセワークはタナ下1mとタナで振るのが基本となる。
例えばタナが底から2mの場合、底にビシが付いたら素早く糸フケを取り1m巻き上げてコマセを振り、さらに1m巻いてコマセを振ってタナで待つ。
アタリがなければ底立ちを取り直して同じことを行う。それでもアタリがなければ一旦ビシを回収してコマセを詰め直そう。コマセの打ち返しを小まめに行うことも好釣果への秘訣となる。
アタリがあったらそのまま待つか、ゆっくり数mリールを巻いて追い食いを狙いたい。アジは口が弱いので強引なリールの巻き上げはNGとなる。大型ならば遠慮せずに誰かにタモのアシストを要請しよう。
まずは受付
筆者は友人の相馬さんと一緒に5時半前に船宿に到着。相馬さんは釣り歴45年の大ベテランで、今回は久しぶりの船釣りを楽しみに参加。
6時の受付が始まると教室参加者(以下:参加者)が続々と集まり、料金の支払いと同時に参加賞が配られ、6時半、「YAMASHITA」スタッフの中川さんによる開会式が始まった。
JOFI東京の鈴木会長からの話が終わると、「alpha tackle」のスタッフ下地さんと種村さんから具体的なタックルを使用して、LTアジの釣り方についての説明があった。その後、集合写真を撮影し、乗船。