1か月も釣らないと、どうにも様子が知りたくなるのが、手軽なチョイ投げのシロギス釣りです。ボートで青物狙いもおもしろいのですが、ボートでアンカーをかけてのんびりチョイ投げで小物を狙う釣りは、楽しい朝の時間を過ごすことができます。そんな1日の釣行のお話です。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・丸山明)
ヒイラギの猛攻が始まる
しかし、今日は少々厄介者が姿を見せ、つ抜けをしたところからヒイラギが喰い始めました。大きなアタリを出しますが、シロギスほどなめらかでないので、エサ取りだとすぐに分かります。
投げても投げてもヒイラギが食いついてくるので、潮が緩んでシロギスが食後の一服をし始めたタイミングでヒイラギの猛攻が始まったようです。
これと勝負しても勝ち目がないので、こちらも休憩して潮の動きの変化を待ちます。多分カウントしていませんが、シロギス以上にヒイラギを釣っていたので、時間あたり10匹以上のペースでしたが、ヒイラギはノーカウントです。
しかし、これも秋の五目釣りの一コマかもしれませんし、少しはクーラーにヒイラギを入れました。潮が動き始め、場所を少し移動させると、シロギスの食い気が戻り、遊泳力のある方が先に喰ってきます。
再び、楽しいシロギス釣りを再開して、全部で22匹(12~16cm)。ヒイラギの攻めで数は減りましたが、9時過ぎに沖上がりにしました。ヒイラギまで入れると、50匹近いかもしれません……いやはや疲れました。
釣った魚は美味しく調理
小物のチョイ投げですが、潮が動いてあちこちを誘いながら探ると楽しい釣りです。ヒイラギも愛嬌のある釣り相手です。シロギスは南蛮漬けと油焼き(唐揚げより油少なく、ソテーより油が多いフライパン焼き)、ヒイラギは甘辛煮で冷酒のお供になりました。
シロギス釣りにするとヒイラギはエサ取りですが、秋の五目釣りにすると立派な狙いもののひとつです。そう考えれば、大漁の1日だったと言えるでしょう。
エサの石ゴカイを持って、ボートでも岸でもチョイ投げで楽しく数釣りができる秋になりました。釣れた魚は何でも頂き、晩ごはんを楽しむのも一興です。小物釣りは、数が出て飛び切りの晩ごはんが手軽に作れます。
<丸山明/TSURINEWSライター>
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