鮎(アユ)友釣りオススメ河川ガイド2024:酒匂川【神奈川】代表的な3地区を紹介

鮎(アユ)友釣りオススメ河川ガイド2024:酒匂川【神奈川】代表的な3地区を紹介

酒匂川は神奈川県内では2番目の規模で、アユ釣り河川として人気だ。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

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アユ釣り 淡水の釣り

交通アクセス抜群の酒匂川

酒匂川人気の理由の1つは交通アクセスのよさ。東名自動車道大井松田ICや小田原厚木自動車道小田原東ICから川までは車で5分ほど。また、上流部ではJR御殿場線、下流部では小田急小田原線が川と並行して走っており、電車釣行も可能。ただ、店主の高齢化などでオトリ店が4店舗となってしまったのは残念だ。

天然遡上に関しては、群れでアカをハみながら移動する姿が確認されている。放流は、こまかく分散して4500km以上を予定している。

大きく分けて3地区

釣り場は、本流のほか一大支流である狩川。本流は大きく分けて山北地区、松田・大井地区、小田原地区の3地区。山北堰堤が魚止めとなっており、それより上流は放流魚のみの釣り場。

山北地区

山北地区は山間部の渓流の川相。川西橋からローリングダムまでの区間は、発電用水を循環使用。水温が高く解禁当初から良型が釣れる。山北堰堤下流は、足柄橋周辺、高瀬橋下流、岩流瀬橋上流、新大口橋周辺と釣り場が続く。川西橋から上流の河内川は川幅が狭くなり、片岸からの釣りとなる。

松田・大井地区

東進してきた流れは、松田地区に入ると流れを大きく南に変える。流幅は広く、川底の石も比較的大きく、好ポイントが続く。上流から文命床止工、新旧十文字橋、足柄大橋、足柄紫水大橋、報徳橋が目印。文命床止工下流の第二放水路から200m下流のポイントはこの辺りでは唯一の早瀬が100mほど続く。

鮎(アユ)友釣りオススメ河川ガイド2024:酒匂川【神奈川】代表的な3地区を紹介酒匂川・足柄紫水大橋下流の流れ(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

新十文字橋上流から足柄大橋下流までは、酒匂川の鮎釣り銀座。平瀬、チャラ瀬の続く釣り場で、初心者や年配の方でも釣りやすく数も出る。

小田原地区

小田原地区は報徳橋、富士道橋、富士見大橋、酒匂川橋(小田原厚木道路)、飯泉橋と続く。下流へ行くに従い、底石はこぶし大から頭大と小さくなる。川の勾配も緩やかになり、平瀬やチャラ瀬、浅トロが続き、泳がせ釣りが主体に。オトリをゆっくりと泳がせると、水深20~30cmの場所でアタリが出ることも少なくない。護岸ブロックや、豆腐石など人工物であっても流れが変化するようなポイントにアユは着いている。

数カ所に送電線が川を横切る場所があるので10m以上の長竿を使用する人は要注意だ。

狩川は、コロガシ釣り中心の釣り場なのでトモ釣りでは根掛かりが多く釣りづらい。それでも松田地区辺りまで遡ると、流幅は狭いが良型の数釣りを楽しめる。

<週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2024年5月31日号に掲載された記事を再編集したものになります。