著者は近畿地方・兵庫県在住の渓流釣り師。宍粟市を流れる揖保川・引原川をホームリバーとしている。美しい渓相、出会えるアマゴになんら不満は無いのだが、やはりそこは釣り師の性。「遠征で行ってみたいな」と憧れる、まだ訪れたことのない釣り場が幾つか存在する。今回は、そんな釣り場を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)
行ってみたい場所その1:郡上八幡周辺
郡上八幡周辺は、岐阜県郡上市を流れる長良川を中心としたエリア。何故この周辺を訪れてみたいのかを紹介したい。
渓流釣りの聖地
このエリアは昔から、渓流釣りの聖地と呼ばれている。著者も釣りを始めたばかり(小学生)の頃から知っているレベルで、テレビやYouTubeの番組でも実によく見かけるエリアだ。
この周辺はアマゴ・イワナといった渓魚だけでなく、アユも有名なため、ご存じの方も多いのではないだろうか。
魚影の濃さ
渓流師にとって重要なのが魚影の濃さ。このエリアは解禁前から、漁協の方々が様々な場所に(継続して)放流していることもあり、魚影の濃さはピカイチと言っていい。そのため、毎年解禁直後から良い釣果が出ている。
憧れ
著者がいつも参考にしている渓流釣りの名手・井上聡氏がよく訪れておられるため、渓流釣りを始めた事から純粋な憧れがある。名手と同じ場所で同じ釣り方をしてみたい、というのは、アングラーなら誰もが一度は憧れるシチュエーションではないだろうか。
行ってみたい場所その2:利根川
利根川は実に広大な川で、流域面積は日本最大。その魅力を紹介したい。
大型が釣れる
この利根川には、通称「利根マス」と呼ばれる超大型の遡上ヤマメが釣れることで全国的に有名だ。また、25cmクラスはもはや当たり前、尺クラスのヤマメすら本流域にゴロゴロおり、時に40cmを超す特大クラスが掛かる事もあるそうだ。
渓流釣り師なら、憧れない理由は無いだろう。ちなみに著者の自己記録は、つい先日釣り上げた28.8cmのアマゴ。それまでの自己記録は27.5cmだった。やはり尺クラスは遠い。
本流釣りのメッカ
群馬県の利根川本流は、利根漁協、阪東漁協、群馬漁協の3つの漁協が管理しているが、それは流域の広さによるもの。まさに本流釣りのメッカと呼ぶにふさわしい規模で、先述した利根マス以外にも、大型化したニジマスも狙えるのだ。
井上聡氏の本拠地
この利根川本流は、先述した井上聡氏の本拠地。いつかその釣り方を真似て、大型のヤマメやニジマスを仕留めてみたいと考えている。
行ってみたい場所その3:北海道エリア
北海道を訪れたことがある方はご存知だと思うが、とにかく広い北海道は、何もかもが桁違いだ。当然、訪れたい理由は多いので、順に紹介したい。
対象魚の違い
北海道はアメマス(エゾイワナ)や野生化したニジマス、さらにオショロコマやイトウといった幻の魚を狙える川も存在する。やはり「ここでしか釣れない魚」がいるというのは何よりも魅力的だ。
著者の原点
著者は小学4年生の頃、父に連れられて初めて釣りをしたのだが、それが家族旅行で訪れた北海道の川だった。
周囲が釣れていない中、そこで偶然にもニジマスとウグイを釣ってしまい、「何故初心者の自分だけが釣れたんだろう?」という思いから、釣りにのめり込んだ。北海道はまさに原点ともいえる場所なので、改めて釣ってみたいという思いは強い。
雄大な景色
北海道を流れる川や湿原の景色は、本州とは大きく異なっている。こういった景色を楽しめるのも魅力だ。
昆虫も北海道ならでは
著者は釣り以外の趣味で、野外での昆虫観察とクワガタ飼育を行っている。北海道は寒冷地特有のトンボや蝶が数多く生息する他、何でもない駐車場にいきなり大型のミヤマクワガタがいたりと、釣り以外の趣味でも楽しませてくれるのだ。
食べ物も魅力
著者はこれまで何度も旅行で北海道を訪れてきたのだが、とにかく食べ物が旨い。旨すぎるのだ。釣りだけでなく、食べる楽しみは何にも代えがたい。
長期休暇は遠征を!
GWは気候も良く、釣りには絶好のシーズン。遠征となると纏まった休み以外、訪れる方法はないので、是非一度綿密な釣行計画を立てて、楽しんでみてはいかがだろうか。
<荻野祐樹/TSURINEWSライター>