今回は、ボートショー2024「海ゼミ」に持ち込んだ筆者のカヤック【ホビー ミラージュ・アウトバック】をくわしくご紹介します。足漕ぎカヤックの上位機種がどのようなものかご理解いただける内容となっていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・福永正博)
筆者の装備(艤装)を紹介
筆者が普段使用している装備も紹介します。
大きなクーラーボックスも横積みできる
アウトバック購入と同時に手に入れたクーラーボックスが、ダイワの「ライトトランクα SU3200」。
これがアウトバックのリアラゲッジに横置きできてピッタリ!内寸56.5cmで、それなりに大きな魚でも入れられて重宝しています。
縦置きならまだしも、外寸69cmのクーラーボックスを横置きできるカヤックはそうはありません。前後にスペースが残るので、クーラーボックス以外の荷物も収納できる余裕があります。
ロッドホルダー類
カヤックフィッシングに必須なのがロッドホルダー。アウトバックには、もともと船体に4か所のロッドホルダーが設置されていますが、延長・増設することでさらに使いやすくなります。
メイホウVS7055
筆者がクーラーボックスを載せていかない時に積んでいくのがメイホウの「VS7055」。
タックルボックスとしてルアーケースなどを収納するのに加え、オプションを追加してメインのロッドホルダーとして使用しています。キャスティング時に邪魔にならないよう、自分の背中のすぐ後に設置できるのが良いところです。
その日持っていくロッドの本数やグリップ長などに合わせて、いろいろと組み合わせを変更できるためとても便利。カヤックフィッシング以外でも使い回しできるので、一つ持っておいても損はないでしょう。
ロッドホルダーエクステンション
右後部のロッドホルダーには、純正のエクステンションを使用。海面からの高さを確保してリールが海水を被るのを軽減したり、グリップの長いロッドの収まりを良くしたりするのがおもな目的のパーツです。
筆者の使い方は、魚を取り込んでフックをはずす時や、タックルを持ち替える時のチョイ置き用。右手側のちょうど良い位置にあり、ロッドを深くホールドしてくれるので、必ず毎回装着しているアイテムです。
左側にロッドホルダーと魚探
左前方には、魚探とレイルブレイザ製ロッドホルダー2 +ロッドホルダーエクステンダーを装備。
魚探はホンデックス「PS-611CN」とRAM MOUNTS製パーツを組み合わせています。ワンタッチで脱着できる点や、細かな角度調整が可能な点がお気に入りです。
フラッグはダイソー竿を改造
セーフティフラッグは、ダイソーの振り出し竿を利用した自作品。車内に収納する時や、人混みの中でカヤックを引いて移動する時は縮められて便利です。もちろん、市販品も数多く販売されていますが、単純な構造のアイテムなのでDIYで安く済ませてみました。
メジャートレイ
釣れた魚のデータを記録しておきたい筆者の必需品がメジャートレイ。塩ビ製のハードな素材のおかげで、魚を載せてもしっかり正確に計測できます。
おかっぱりで使うクルクル丸めるタイプは、平らなスペースが少ないカヤック上での釣りには向いていません。Kayak55さんのメジャートレイは、伸縮式で110cmまで計測できるので、かなりの大物でも測定可能な優れものです。ぜひ、このメジャートレイに収まらない魚を釣り上げたいものです。
パワーポール
アウトバックの後端部には、パワーポールを取り付けるためのボルト穴が設置してあります。おそらく、ほとんどの方がパワーポールって何?と思うはずです。筆者自身もそうでした。
「パワーポール」を簡単に説明すると、アンカー代わりの長い棒を電動で水底に打ち込むアイテムです。日本の海で活躍する機会はほぼないですが、水深の浅い湖沼でのバスフィッシングが盛んな本国アメリカでは、メジャーなアイテムのようです。
ボルト穴は、パワーポールを取り付けなくても、セーフティフラッグやスパンカー設置する際のベースとして利用することも可能。自作パーツを取り付ける際などに、船体に新たな穴を開けずに艤装できるのはうれしいポイントです。
アウトバックは釣りに最適なカヤック
今回は、筆者の愛艇ホビー ミラージュ・アウトバックをご紹介しました。ホビーカヤックの上位機種がどのようなものか伝われば幸いです。
筆者は、なるべくシンプルな装備で荷物を減らしたいタイプなので、そこまで目を引く艤装はないかもしれません。しかし、アウトバックは拡張性がとても高いカヤックで、アングラーの様々な要求に応えられる懐の深さがあります。
もし、ホビーカヤックを手に入れようとお考えであれば、ぜひ候補に入れてみてください。
<福永正博/TSURINEWSライター>