年間60日以上カヤックフィッシングを行うアングラーの【足漕ぎカヤック&釣り装備(艤装)を大公開】

年間60日以上カヤックフィッシングを行うアングラーの【足漕ぎカヤック&釣り装備(艤装)を大公開】

今回は、ボートショー2024「海ゼミ」に持ち込んだ筆者のカヤック【ホビー ミラージュ・アウトバック】をくわしくご紹介します。足漕ぎカヤックの上位機種がどのようなものかご理解いただける内容となっていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・福永正博)

アバター画像
福永正博

横浜在住。東京湾でカヤックシーバスをメインに、季節や天候により色々な魚を狙っています。読んだ方がワクワクするような記事を目指します!

×閉じる

船釣り シーカヤック

目次

ホビー ミラージュ・アウトバック

ホビー ミラージュ・アウトバックは、ホビーカヤックのラインナップ中、中級者から上級者向けのモデルとされています。

安定性と機動力を高レベルで両立した船体に、快適装備や収納スペースを数多く盛り込んだ設計が特徴です。

年間60日以上カヤックフィッシングを行うアングラーの【足漕ぎカヤック&釣り装備(艤装)を大公開】ホビー ミラージュ・アウトバック(提供:HOBIE JAPAN)

中〜上級者向けモデルといっても、エントリーモデルとくらべて操作が難しくなったり、漕ぐのが大変になったりすることは全然ありません。むしろ、釣りのしやすさを考えられた充実した装備は、初心者にこそ恩恵が大きいともいえます。

重量と価格はエントリーモデルよりかはアップしますが、水面に浮いてしまえば快適そのもの。これからカヤックフィッシングを本格的にやっていくと決心している方であれば、いきなりアウトバックを手に入れても後悔することはないはずです。

それでは、アウトバックの各部についてくわしく見ていきましょう。

年間60日以上カヤックフィッシングを行うアングラーの【足漕ぎカヤック&釣り装備(艤装)を大公開】アウトバック全体画像(提供:HOBIE JAPAN)

アウトバックのスペック

全長:3.89m
全幅:86cm
船体重量:約38kg
完成重量:約46kg
最大搭載重量:約192kg
価格(税込):594,000円(カラーによって違いあり)

全長は軽自動車に合法的に積載可能なサイズ。気になる重量は、足漕ぎカヤックとしては標準的です。価格は安いに越したことはありませんが、購入後に艤装(カスタマイズ)する必要がほとんどない豪華な装備を考慮すると、致し方ないところでしょう。

軽量級の手漕ぎカヤックが20kg前後であることや、10万円台から買えることを考えると、少々覚悟がいることは否定できませんが、そこは「陸での手軽さをとるか、海での釣りのしやすさをとるか」、好みの問題になってきますね。

年間60日以上カヤックフィッシングを行うアングラーの【足漕ぎカヤック&釣り装備(艤装)を大公開】アウトバックを軽自動車に積んだところ(提供:TSURINEWSライター・福永正博)

アウトバック各部の特徴を紹介

アウトバックに搭載されたテクノロジーや、装備されているパーツの特徴を紹介します。

ミラージュドライブ180ターボ+キックアップフィン

ホビーカヤックの心臓部ともいえるミラージュドライブ。

アウトバックは、前進・後進の切り替えが可能で、障害物と接触するとフィンが自動格納される「キックアップフィン」を装備した「ミラージュ180ターボ」を採用しています。

「ターボ」というのは「ターボフィン」を採用しているという意味。ノーマルフィンよりも長くて、推進力が増す効果があります。

後から単品で購入してアップグレードもできますが、意外と高価なパーツなので、標準装備はうれしいポイントです。

年間60日以上カヤックフィッシングを行うアングラーの【足漕ぎカヤック&釣り装備(艤装)を大公開】MD180 Turbo(提供:HOBIE JAPAN)

フロントハッチ

ホビー ミラージュ・アウトバックに乗って誰もが恩恵を実感するのが収納力の高さです。

フロントハッチは想像以上に容量があります。船体内部に通じているので、分解式のドーリーであれば収納できてしまうほどです。

年間60日以上カヤックフィッシングを行うアングラーの【足漕ぎカヤック&釣り装備(艤装)を大公開】アウトバックのフロントハッチ(提供:TSURINEWSライター・福永正博)

一般的にカヤックのフロントハッチに入れるものは、釣行中にアクセスすると艇が不安定になるので陸上で使用するものに限定されます。しかし、アウトバックは安定感抜群なので釣行中にアクセスすることも可能。純正オプションのクーラーバッグを内蔵すれば、フロントハッチをクーラー代わりに使うこともできますよ。

とはいえ、筆者の場合は他の収納スペースで事足りているので、ハッチライナー(収納ボックス)を装着して段差乗り越え用のスロープなどを入れています。

年間60日以上カヤックフィッシングを行うアングラーの【足漕ぎカヤック&釣り装備(艤装)を大公開】筆者はハッチライナーを装着して使用している(提供:TSURINEWSライター・福永正博)

センターハッチ

センターハッチは小物の収納に便利。筆者は、リーダーやスナップの予備やロープ類、ミラージュドライブのスペアパーツなどを入れています。防水性は高いですが「完全防水」ではないので、濡れて困るものは念のため防水ケースに入れてから収納しています。

年間60日以上カヤックフィッシングを行うアングラーの【足漕ぎカヤック&釣り装備(艤装)を大公開】アウトバックのセンターハッチ(提供:TSURINEWSライター・福永正博)

ちなみに、センターハッチ横の薄いゴム板はスタンディングパッド。立ち上がって釣りをする時の滑り止めです。

年間60日以上カヤックフィッシングを行うアングラーの【足漕ぎカヤック&釣り装備(艤装)を大公開】立ち上がって釣りをする様子(提供:HOBIE JAPAN)

リアラゲッジスペース

シート後部のラゲッジスペースは、一般的なフィッシングカヤックとくらべるとかなり広め。後述しますが、大きなクーラーボックスを収めることができます。ラゲッジスペース左右の側面には艤装に便利なトラックレールを標準装備。太めで丈夫なバンジーコードも、もちろん標準装備です。

リアハッチはありませんが、穴あけ加工をすれば円形のハッチを追加することができます。親切なことに、位置決めがしやすいようにあらかじめ円形のくぼみが設けてありますよ。釣り具だけではなくキャンプ道具も積んで無人島に上陸する場合など、収納力アップが必要になった時はぜひ増設を検討したいですね。

年間60日以上カヤックフィッシングを行うアングラーの【足漕ぎカヤック&釣り装備(艤装)を大公開】アウトバックのリアラゲッジスペース(提供:TSURINEWSライター・福永正博)

キックアップラダー(ラダー格納システム)

アウトバックのラダーは、出艇・着岸時には破損防止のため格納できる設計です。操作は手元のケーブルを引っ張れば格納され、もう一度引っ張ればロックが解除され操舵可能になります。

年間60日以上カヤックフィッシングを行うアングラーの【足漕ぎカヤック&釣り装備(艤装)を大公開】アウトバックのラダー格納(提供:TSURINEWSライター・福永正博)

ガーディアン・トランスデューサー・シールド

ガーディアン・トランスデューサー・シールドは魚探の振動子を格納するシステム。こちらも操作はケーブルを引くだけです。

年間60日以上カヤックフィッシングを行うアングラーの【足漕ぎカヤック&釣り装備(艤装)を大公開】ラダーと振動子格納用のケーブル部分(提供:TSURINEWSライター・福永正博)

ハイスペックな魚探ほど振動子が大きくなり、船底から出っ張りますが、アウトバックなら何ら問題なし。着岸時に振動子を傷つける心配はありません。また、理想的なセンターの位置に振動子を搭載できるので、左右どちらかに曲がって進んでしまうこともありません。上位モデルらしさが感じられる装備です。

年間60日以上カヤックフィッシングを行うアングラーの【足漕ぎカヤック&釣り装備(艤装)を大公開】振動子格納システム(提供:TSURINEWSライター・福永正博)

H-Rail&トラックレール標準装備

アウトバックは、ホビーが特許を取得しているH-Railを標準装着しています。H-Railとは12面体のパイプで、クランプ型のマウントベースを使用して様々な艤装品を取り付けることができます。

それに加えて、フィッシングカヤックでは一般的なトラックレールも前後に装備。たいていの場合、船体に穴を開けずに艤装できるのは、このような充実したレール類を標準装備しているのが大きな理由といえます。

年間60日以上カヤックフィッシングを行うアングラーの【足漕ぎカヤック&釣り装備(艤装)を大公開】H-Railとトラックレール(提供:TSURINEWSライター・福永正博)

快適なシート

アウトバックに搭載されるのはVANTAGE CTW SEAT。蒸れにくいメッシュ生地の座面は、高さ調整やリクライニングが可能です。さらに、内蔵されている脚を伸ばせば、単体でビーチチェアとしても使える機能を備えています。釣りだけでなく、水辺でのレジャーを徹底的に楽しもうという、ホビー社の遊び心が表れている部分といえますね。

年間60日以上カヤックフィッシングを行うアングラーの【足漕ぎカヤック&釣り装備(艤装)を大公開】アウトバックのシート(提供:TSURINEWSライター・福永正博)

筆者の場合は、シート高を上げることでシート下を収納スペースとして活用しています。アウトバックは安定感が抜群なので、シートを一番高く(重心を高く)しても不安は感じません。大きなルアーケースも置けるので、ビッグベイトなどを使用する時期にはとても便利。

シート下の収納を快適に使えるカヤックは意外と少ないので、アウトバックのお気に入りポイントの一つです。

年間60日以上カヤックフィッシングを行うアングラーの【足漕ぎカヤック&釣り装備(艤装)を大公開】アウトバックのシート下スペース(提供:TSURINEWSライター・福永正博)

次のページで筆者の装備(艤装)を紹介!