日中の陸っぱりライトルアー釣行でアジにアコウ(キジハタ)手中【熊本・通詞島】

日中の陸っぱりライトルアー釣行でアジにアコウ(キジハタ)手中【熊本・通詞島】

3月17日。小雨が降ったりやんだりする中、向かったのは、イルカウォッチングで有名な熊本県天草市通詞島。今回のターゲットは、食べておいしいアジ。デイ・アジングを紹介する。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・徳永拓馬)

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ショア ソルトルアー

通詞島でライトルアー釣行

エントリーしたのは、奥は潮通しが良く手前は少し湾になって潮が緩やかになっているところ。

早速、足元をのぞいて見るとたくさんのアジが泳いでいる。すぐさまパイロットカラーとして使っている、ペケリング(ワーム)のチリメンモンスターを、ジグ単、アジスタ2.0へ装着して誘う。

1投目からアジ

潮上へフルキャストして、流しながら手前まで寄せてくる。すると1投目から13cmほどのアジがきてくれた。これはリリースして、広範囲を探っていく。水深もジグ単の着水からカウントして10秒ほどからの、ただ巻きにアタリがよく、アジが遊んでくれる。しかし、私は20cm以上がほしいのだ。

そこで、ボトムをねちねちと攻めてサイズアップを狙うと20cmのアジがきてくれた。ヒットしたのはペケリングクリアグロークラッシュだ。すぐさま、スレないようにカラーローテーションしながら誘うが、一切反応してくれない。そこでちょうど潮止まりとなった。

 

アコウが登場

沖の方から丁寧に底を誘っていると、ゴンッと重いアタリで全然引かない。もしやガラカブ(アラカブ)かなと思いきや、うれしいゲストのアコウだ。しかし、よく見ると黒いとげが刺さっている。まさかとは思ったが、ヒジキ虫だ。

日中の陸っぱりライトルアー釣行でアジにアコウ(キジハタ)手中【熊本・通詞島】うれしいゲストのアコウ(提供:週刊つりニュース西部版APC・徳永拓馬)

ヒジキ虫

寄生虫の一種であり、名前の通り見た目はひじきだ。人間に害はないというが、刺さっているところに根を張り時間がたつと抜けにくく切れてしまう。釣れてすぐにペンチなどで抜くと比較的抜けやすい。もし抜けずに食べてしまうとじゃりじゃりとした触感がするとのこと。気になる方は資源保護のためリリースを。3か所のヒジキ虫を除去しリリースした後は雨も強くなりここで納竿とした。

日中の陸っぱりライトルアー釣行でアジにアコウ(キジハタ)手中【熊本・通詞島】寄生虫のヒジキ虫を発見(提供:週刊つりニュース西部版APC・徳永拓馬)

最近は釣り人が増え、食卓に並ぶことも増えてきていると思うが、こういった寄生虫の知識はきちんと理解してより安全に楽しんでもらうためにも知っていてほしい。

今回の釣行は、アジがいるのにパターンがつかめず力不足を強く感じた。次回リベンジしたい。

<週刊つりニュース西部版APC・徳永拓馬/TSURINEWS編>

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通詞島
この記事は『週刊つりニュース西部版』2024年4月19日号に掲載された記事を再編集したものになります。