淡水魚を生で食べる日本の郷土料理3選 寄生虫のリスクについても理解しよう

淡水魚を生で食べる日本の郷土料理3選 寄生虫のリスクについても理解しよう

淡水魚と聞いてどんな魚が思い浮かびますか? アユ、サケ、イワナ、ヤマメなどでしょうか。これらの魚、お刺身で食べる機会はあまりありません。海水魚は刺身が普及しているのに、なぜ淡水魚は加熱して食べるのが一般的なのでしょうか。この記事では、淡水魚の生食が危険な理由と、生食の文化について紹介します。

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サカナト編集部

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サーモンが生で食べられるのはなぜ?

回転寿司店やスーパーで見ることの多いサーモンは生で食べていますが、寄生虫の心配はないのでしょうか? 現在「サーモン」として流通するのは人の管理下で養殖されたアトランティックサーモン(タイセイヨウサケ)やトラウトサーモン(サーモントラウト/ニジマスを海で養殖したもの)などの魚で、寄生虫の心配がなく刺身で食べることができます。

しかし、サーモンだからといって安心することはできません。スーパーで「サーモン」を買うときには、生食用、刺身用といった表記があるかを確認する必要があります。

淡水魚を生で食べる日本の郷土料理3選 寄生虫のリスクについても理解しようサーモンの刺身(提供:PhotoAC)

また、サケとサーモンは同じ魚では? という疑問を持つ方もいるかもしれません。「サーモン」はサケ・マス類の総称として使用されるケースが多いですが、元々「サケ」と呼ばれていたのはシロザケ。こちらは養殖が難しいことから、基本的に加熱処理したものしか食べることができないのです。

淡水魚の生食のリスクや、淡水魚を生で食べる郷土料理について紹介しました。淡水魚には美味しい料理がたくさんあります。淡水魚の独特の風味を味わいたい方は、生食用と書かれたものを購入するか、専門のお店へ行って楽しんでくださいね。

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(サカナト編集部)