マダイのみならず多彩な魚種もヒットしてくるとあって人気のタイラバゲーム。タックルのキーとなるタイラバと同様、その重要性を担うのがロッドだ。魚からのアタックを釣り人に伝え、同時に魚に違和感を持たせずヒットに持ち込むか…ロッドに求められる条件は少なくない。そんなタイラバゲームに選んで後悔しないロッドをヤマガブランクス(株式会社 山鹿釣具)の増田さんにインタビューした。
(アイキャッチ画像提供:ヤマガブランクス)
初心者におススメの1本
最初に選んで後悔しない、自信を持ってお勧めできる1本は『シーウォーク タイラバ 70AT (オートマチック)』です。このロッドは乗せ調子を研ぎ澄ましたオールラウンダー・タイラバモデル、1本で様々な状況に対応したい人にはオススメです。
小さな前アタリに違和感を与えず本アタリに繋げ、巻くだけで自動的にフッキングまで持ち込む、その名の通りオートマチックかつスムーズなフッキング、懐深く曲がりこみながらしっかりと浮かせるリフトパワーも持ち併せています。
また7ftのロングレングスとスムーズな追従性能がリトリーブ時の船や波の揺れを吸収してくれるので、魚に警戒心を与えない安定した等速巻きをアシストしてくれます。
・全長:2143mm
・仕舞寸法:1624mm
・自重:134g
・継数:2pcs(グリップジョイント)
・推奨水深目安:水深30~100m程度 (潮流など各種条件による)
・Lure: 60〜150g (Tairubber)
・Line: PE 0.6〜1号
シーウォーク製品シリーズ紹介
2023年に新しくなったシーウォーク・タイラバシリーズでは、従来のパワー別のラインアップ構成ではなく、ロッドごとの個性を際立たせ、スタイルや状況にマッチするように厳選した4機種を揃えています。
前述の『シーウォーク タイラバ 70AT (オートマチック)』だけでなく、特徴的なエリアに対応するための魅力的なシリーズを展開しています。
『シーウォーク タイラバ 611D(ディープ)』は、ヘビーウェイト・タイラバを使用して水深100mを超えるゲームにも対応する深場攻略用の状況特化型モデルです。
『シーウォーク タイラバ 72S(センシティブ)』は浅い水深でのドテラ流しから、潮流が弱くライン角度が立ち気味の場合など、狭く限られたバイトゾーンの中で小さくついばむようなアタリを絡め掛けなければならないシチュエーションで真価を発揮するスーパーセンシティブモデル。
『シーウォーク タイラバ 60F(ファスト)』は高感度かつアグレッシブなゲーム展開を求めたカーボンソリッドティップ搭載モデルで、状況に合わせてタイラバ・ジグの2パターンで攻略するスタイルもオススメです。
新製品ピックアップ
最後に新たに登場した注目の新製品を増田さんに伺ったので紹介します。近海ボートゲーム用ライトジギングシリーズ「シーウォーク」に新たなシリーズ「シーウォーク・キャストジギング “スイム&スキップ“」が登場。
メタルジグやプラグ、ジグヘッドなどをキャストし、広範囲を効率よく探るための性能を突き詰めたシリーズで、71MLと73Mのパワークラス違いの2機種をラインアップされています。
71MLはスムーズな巻き心地と低速から高速域まで安定したリーリングを重視したキャスティングモデルで、73Mはアクション重視の手返しの良さを求めたキャスティングモデルという位置づけです。
SeaWalk Cast-Jigging SS 71ML
・Lure: Cast Weight : オーバーキャストMax 40g (アンダーキャスト : Max 60g)
・Line: Max PE 1.5
「SeaWalk Cast-Jigging SS 71ML」は、ブレードジグやメタルバイブ、インチクで多魚種を攻略しつつ、砂地エリアでは巻き感度の高さを生かしてジグヘッド+ワームを使用したヒラメ・マゴチ狙いにもオススメ。
SeaWalk Cast-Jigging SS 73M
・Lure: Cast Weight : オーバーキャストMax 60g (アンダーキャスト : Max 80g)
・Line: Max PE 2.0
「SeaWalk Cast-Jigging SS 73M」は、回遊魚のナブラ撃ちから、岩礁帯におけるヘビーウェイトジグヘッド+ワームのワインドやリフトアンドフォールなどで狙うロックフィッシュなど1本で多彩なスタイルをカバーするオールマイティーモデル。
<村松剛/TSURINEWS編集部>