知床のサクラマスをオフショアジギングで狙う【北海道】本命不発もキングサーモン見参

知床のサクラマスをオフショアジギングで狙う【北海道】本命不発もキングサーモン見参

今年の初釣りは世界遺産知床羅臼からのサクラマス。大吉のキングサーモンを引き当てられるか。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・前島宣秀)

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前島宣秀

年間釣行80日、北海道から沖縄まで食べたい魚は自分で釣り歩く、ダイワ大好き釣りバカオヤジです。

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翌日の午前船に期待

集合時間は朝の六時半、今年は雪が少ないと言っても、毎朝の日課のように先ずは船に積もった雪を溶かしてから乗船者を迎え入れる。かなりの重労働だ。

知床のサクラマスをオフショアジギングで狙う【北海道】本命不発もキングサーモン見参雪を溶かすのも一苦労(提供:TSURINEWSライター・前島宣秀)

昨年末まで過去に無いほど大漁に釣れたサクラマスが、潮回りが小さくなった1月3日から沖では板マスと呼ばれる3Kgオーバーも定置網に入っているとのこと。

潮周りも悪く、一度悪天候にでもなってくれないと浅瀬に来ないかもと今回乗船した第18喜共丸の佐藤隆船長は嘆いていたが、何とか釣らせたい気持ちで、国後島がよく見えるまでの100mラインまで沖に出たがぱっとしない釣果であった。

佐藤船長は、知床半島の反対側ウトロ漁港を本拠地に、冬は羅臼、春は常呂でサクラマス、夏はホッケ五目、秋はシャケと一年を通じて海に出ている。

知床のサクラマスをオフショアジギングで狙う【北海道】本命不発もキングサーモン見参一見強面だがとてもやさしい佐藤船長(提供:TSURINEWSライター・前島宣秀)

キングサーモンを手中

午前船も残り僅かな時間になり、港前に戻って来たが、やはりぱっとしない時間が続いでいた。同船者である帯広の向(むかい)さんが、リールが巻けない、30mラインが引き出されていると叫ぶと、一同注目となった。

もしや?と全員思いながら釣りをしていたが、佐藤船長は感じたのか、一同竿を上げる指示があり、一挙にギャラリーとなった。操船の甲斐もあり近くに寄ると銀色の個体が、海中に見え隠れしている。

キングだ!よく見ると尾びれ付近にスレがかりしており、慎重なやり取りが続き、待ち受ける佐藤船長の大きなタモに入った。一同大歓声の中、上がってみれば10.5Kgの丸々と太ったキングサーモンであった。

知床のサクラマスをオフショアジギングで狙う【北海道】本命不発もキングサーモン見参10kg超えのキングサーモンを手中(提供:TSURINEWSライター・前島宣秀)

驚きは今シーズン4本中3本がメロンチャートグロードット、凄すぎる。筆者は貧果ではあったが、一度は釣ってみたい魚を目の前で見られ大興奮の中、帰港となったが、午後便の乗船者も集まり、大雪が降って来た中、熱気満々、大変活気のある港であった。

<前島宣秀/TSURINEWSライター>