今年も開幕した世界遺産知床からのサクラマス。冬の道東オホーツク海は流氷で眠りにつくが、羅臼はこれから熱いシーズンが始まる。今回は、シーズン初めの釣行をレポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・前島宣秀)
なかなか本命が釣れない
若干風は残るが10時に出船が叶い、8名のアングラーを乗せて羅臼港を出船。前回の乗船時にキングサーモンを釣った方の同船を始め、ウトロの漁師や釣友の足寄のめぐみさんもばったりの再会、賑やかな釣行である。
漁場は近く、40mラインからスタートではあったが、釣れるのはホッケやスケソウ、ガヤばかり、するとトモの方で尾びれにかかったサクラマスがあがっていた。
それにしても、釣れない。これも自然相手、ジグを変えたり、棚や誘いを変えて引き出しを開いてはいるのだが。
待望のサクラマスをキャッチ
今回、ダイワBLASTSJ63B1と2を持ち込み、ジグの動きを変えてみた。リールはダイワのカウンター付き手巻きリールであるソルティガIC、そして電子ドラグの音色が心地良いティエラLJ ICをそれぞれPE1号、リーダー30lbとした。
そして、15時近くなり、船長からそれでは上げてくださいとアナウンスがあり、回収していると、ミヨシにいるウトロの船長に待望のヒット、それを皮切りにプチフィーバータイムスタート。めぐみさん、そして筆者も釣りあげ、初物ゲットで納竿となった。
これから熱いシーズンが開始され、筆者は往復14時間かけて週末通う日々が続く。
温泉でさっぱり
羅臼は知床峠に向かう冬季は通行止めになるゲート近くにあるところが源泉になって羅臼温泉に供給されている。地元の方々で管理されている熊の湯は無料でとても温まるが、何しろ熱く、釣りで冷え切った身体にはまず無理だろう。
源泉に一番近い陶灯りの宿らうす第一ホテルは日帰り入浴を受け入れており、源泉かけ流しが堪能できる大変おすすめな温泉である。
<前島宣秀/TSURINEWSライター>