大阪南港でのメバリング釣行で25cm級メバルを好捕 セイゴ乱舞には苦戦

大阪南港でのメバリング釣行で25cm級メバルを好捕 セイゴ乱舞には苦戦

新しいメバリングロッドを買って一週間……ついにデビューさせる時が来た。大阪南港に竿をおろしにいくことに。おそらくアジが多いだろうという予想を裏切ったのは、まさかのセイゴ連打。メバルは結局ほとんどそっちのけになってしまった。

大阪府のリアルタイム天気&風波情報

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

アバター画像
井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

×閉じる

ソルトルアー ショア

ニューメバリングロッドを持って

釣行日は12月11日。大阪南港シーサイドコスモでの釣り。メバリングロッド7.1ftと1000番スピニングリール、PEライン0.1号にリーダー5lbを結束。ジグヘッドは0.6g~1gまでを使っていく。

この日のシーサイドコスモは風が強かった。事前にチェックした予報では大したことなさそうだったのだが、東からの横風でラインが操作しにくい。しかも困ったことに潮の流れと風が逆なので、ハードだ。

18時半スタート。最初にセイゴが登場した。

大阪南港でのメバリング釣行で25cm級メバルを好捕 セイゴ乱舞には苦戦豆セイゴ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

このサイズなら、豆アジにかけて豆セイゴと言ってもいいくらいか?セイゴはもっと大きい100cm以上のシーバスにもなるわけだから、幼体の中でもなかなかに小さいと言ってもいい。ほとんど赤ん坊。赤ちゃんセイゴ。

小雨パターン突入

これも事前にチェックしてきた霧雨の予報が一時期しっかりと雨状態になって、そのあと小雨がずーっと続いた。雨よけのフードを被って続行する。横風で雨、風と逆の潮流。なかなか条件が揃っている。ニューロッドのテストでなければもう帰っているかもしれない。

大阪南港でのメバリング釣行で25cm級メバルを好捕 セイゴ乱舞には苦戦小雨パターン突入(提供:TSURINEWSライター井上海生)

しかしこの小雨がきっかけになって、魚の食い気が一気に上がった。アジが15cm~25cmまで次々と釣れる。メバルのホットスポットであるキワまで差し込んでいるので、いよいよメバル専門狙いも難しくなってきた。そして、この小雨で一気にテンションが上がったのがセイゴ。

大阪南港でのメバリング釣行で25cm級メバルを好捕 セイゴ乱舞には苦戦またセイゴ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

「もう、こいつら絶対にハイになってる……」と確信できる。おふざけ状態がピークに達した子どもみたいに、本当のバカみたいに食ってきて、10尾近く釣った。

大阪南港でのメバリング釣行で25cm級メバルを好捕 セイゴ乱舞には苦戦何尾でもセイゴ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

最大で40cm級。あまりに食うので途中から豆アジ用のバーブレス(かえしのないフック)にしたが、もしかしたらその方がこの日の彼らの食い方に合ったのか、むしろ掛かりやすくなってしまった。あまり再現性はないと思うが、ヒットパターンはザ・豆という0.7gのバーブレスのジグヘッドに、1.3inchのワーム。もしシーサイドコスモでセイゴ狙いといくなら参考にしてみてください。

メバルが来ないフラストレーション

もともとシーサイドコスモはシーバスが多いが、大きいのは徹底的にスレていて絶対に食わない。春のバチ抜けシーズン以外はシーバスアングラーがいないわけだから、何をかいわんやである。しかし「セイゴゲーム」となると、ライトゲームでやりようがある……とでもいうのか?要研究だ。

メバルが来ない。小雨でセイゴとアジの活性が上がってしまって、また渋くなった。これは徹底してレンジで釣り分けるしかないと、0.2gのヘッドで表層をほとんど巻きもせずにたらーっと流していると、足元で突然メバルが釣れてしまった。しかも25cm近い良型。

大阪南港でのメバリング釣行で25cm級メバルを好捕 セイゴ乱舞には苦戦メバル……手応えなく来た(提供:TSURINEWSライター井上海生)

なんとか一尾。これが嬉しいときもあるのだが、元をただせばこの日は「新しいメバリングロッドのデビューの日」。嫌な気候、アジとセイゴで気が散ってしまい、ついにひねり出したメバルも手応えなく、どうもつまらない釣行になってしまった。けれどまあ、そんなものだ。全部うまくいきすぎることより、釣りは退屈もするから楽しい。

終わってみればほとんどアジング

メバリングで、セイゴのフィーバー。あまりないパターンだが、それもそうとして、この日めちゃくちゃ釣れたのは実は、やはりアジ。何重にも群れが入っているようで、どこをどう打ってもリトリーブで簡単に反応する。海水温が低くなり、そのうちメバルと入れ替わるはずだが、そう思っているとメバルがスポーニングに入って釣れなくなるかもしれない。

残念なことにこの日、ニューメバリングロッドの潜在性は十分に見られなかった。ただあれだけ弾きやすいセイゴをことごとく乗せたのだから、メバルもうまく乗せるだろう。

<井上海生/TSURINEWSライター>

▼この釣り場について
シーサイドコスモ