11月9日、紅葉が多く見られるようになってきた時期に狙う今回のターゲットは、「イカの王様」や「藻イカ」と呼ばれるアオリイカだ。釣り方は、ティップ（ロッドの先）部分がラン（海中に引かれたり戻ったり）することからいわれるティップランエギングで、船からエギングで釣る釣法だ。
（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース西部版APC・徳永拓馬）
TSURINEWS編集部
天草・幸丸からティップランエギング釣行
乗船する遊漁船は、熊本県天草市五和町から出船している幸丸（さいわいまる）に初めてお世話になった。
実は、幸丸はインスタグラムにて以前よりフォロー中で、偶然縁あって乗船することとなった。人見知りの私だが、 気さくに話しかけてくれる船長はとてもやさしく、釣り方からさまざまな釣れている情報を教えてくれた。
ファーストヒットはコウイカ
出港の午前6時となり、ポイントへと移動。比較的波や風は穏やかで釣りのしやすい状況だ。今回、私を含めサオを出しているのは3人。私以外の2人はベテランで、ティップラン初心者の私はSNSからの情報を頼りに、着底後に2～5回ほどシャクリを入れ、ステイを繰り返したり、ベテラン勢の釣り方を見たり、まねしたりするが釣れない。
2人がすぐさまアオリイカをどんどん掛けていく中、船長から「シャクったあとは毎回落とした方がいいよ」と助言をいただいた直後、2回シャクり、毎回落としてステイを繰り返していると私にも待望のヒット。ニヤニヤしながら上がってきたのはコウイカだ。
シャクる回数を増やしアオリイカゲット
しかし、今回の狙いはアオリイカのためすぐさま釣り開始。そこでベテランから「もう少しシャクる回数を増やすとアオリイカがくるよ」と助言をいただき、5～8回ほどにシャクリ回数を増やした直後にグンッとサオ先が入った。アワせると乗ってきてくれたのは1.12kgのティップラン初のアオリイカ。周りの方々に釣らせていただいた価値ある1尾だった。
本命アオリイカをキャッチ（提供：週刊つりニュース西部版APC・徳永拓馬）そのあとはアタリはあるが乗らないことが3回ほど続き、やがて日光が入るようになってきたのでフラッシング効果のある金下地のエギ（エギ王KTR金アジ）に変更して誘っていると、すぐにサオ先が入るのを確認。アワせると2尾目のアオリイカがきてくれた。昼ごろからは潮も止まり、アタリもなくなってきたため納竿とした。
最終釣果
今回は船中アオリイカ13尾。トップはアオリイカ6尾とコンスタントによく釣れていた。
初めての遊漁船でのティップランは、いきなり1kgアップが釣れ、的確なアドバイスもいただけてとても楽しい釣行となった。これからはサイズもどんどん上がっていくとのことで、次回のティップランが楽しみだ。まずは、ティップランロッドをそろえなければ。
船中釣果（提供：週刊つりニュース西部版APC・徳永拓馬）
＜週刊つりニュース西部版APC・徳永拓馬／TSURINEWS編＞
