春のエギングといえばアオリイカ。このアオリイカを求めておかっぱりからのランガンスタイルも良いが、さらに釣れる可能性を広げられるのはボートエギング。陸からでのキャスティングでは到底届かない未知の範囲を探って、数にサイズも大幅にアップ。今回はそのボートエギングの魅力を紹介する。
（アイキャッチ画像提供：TSURINEWSライター石田一聖）
石田一聖
北九州在住。石鯛南方宙釣りの開祖、故中山正則に師事し石鯛釣りをメインに様々な釣りを九州一円で展開する。北九州石鯛クラブ所属 広報担当。AMA波止場フカセ研究会所属。石鯛&黒鯛ヘチ釣りがメイン。時々船釣り。
ボートでのエギング
ボートを操縦するには、車を運転するのと同じように、国家資格の船舶免許が必要となる。
車と違い、ブレーキのないボートの操縦は思っているよりとても難しい。また、海上での交通ルールもたくさんあるので簡単ではない。
ボートの免許の種類は、国土交通省のホームページで船舶免許に関する内容をチェックして事前に把握しよう。
レンタルボートなら楽ちん
船舶免許を取得したからといって、ボートを買う必要はない。初心者は、まずはレンタカーと同じく、釣りに最適なレンタルボート業者を利用しよう。
ボートエギングは、30馬力から50馬力、3人乗りから5人乗りほどのボートが最適だ。
レンタル費用は1日15,000円から25,000円と、ボートの大きさや地域によって差がある。仲間と割り勘することで、1人数千円となり費用も抑えられる。
レンタル用の小型ボート（提供：TSURINEWSライター石田一聖）ボートエギングのメリット
ボートエギングの最大のメリットは、何と言ってもボートで行ける広い範囲が釣り場となる。当然、陸から狙えない場所へのアプローチも、自由自在と限りなくチャンスも広がる。
潮通しの良い場所を狙い打ち
アオリイカを狙うポイントは、やはり潮の流れている場所だ。潮が流れていないと、アオリイカの活性も低い。
潮が流れている場所をいち早く見つけて、船を潮上に停めて流しながらキャストする。潮には大潮から小潮まであるが、地形などによって流れたり流れなかったりとあるので、必ずしもどちらの潮が良いとかではない。それを把握するのには、ある程度の経験が必要なので通うべし。
ディープエリアも狙える
ボートエギングのもう一つのメリットは、キャスティングだけでなく、沖の深場でシンカーを装着してのティップランも可能という点だ。
特に、太陽が登った昼間は、深場に移動するアオリイカをティップランで狙う方が有利となる場合もある。浅い場所から水深のある場所まで丹念に探ることで、さらに可能性を広げられる。潮の速さや水深にもよるが、シンカーは10gから50gくらいまでを用意すれば様々なシーンに対応できる。
沖から見たポイント（提供：TSURINEWSライター石田一聖）次のページでボートエギングにオススメのタックルとエギを紹介！！
