2023初冬の大阪湾メバリングは渋め 理由はサヨリの大量発生か?

2023初冬の大阪湾メバリングは渋め 理由はサヨリの大量発生か?

秋冬。メバルの季節だ。筆者はもっとも楽しみにしているターゲットのひとつなので、気合がこもる。私のメインフィールドである大阪湾奥では、今年のメバルのスタートは10月だった。しかしその後、釣れなくなってしまった。原因はサヨリの大量発生だと思われる。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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メバリング、ちょっと難しい?

大阪湾奥の2023年のメバリングは、今のところ、良くない。10月スタートで順調にいくかと思いきや、11月になってパタンと止んだしまった。なぜか初期に両型が連発したが、この時期の本命とも言うべき小型がまったく釣れないのだ。11月は週2で通って、小型はゼロだった。泉大津~南港まで釣ったが、少なくともこのエリアではゼロだ。

2023初冬の大阪湾メバリングは渋め 理由はサヨリの大量発生か?小アジがかわりに釣れる(提供:TSURINEWSライター井上海生)

ただルアーフィッシングでゼロというだけで、エサではちょこちょこと釣れているみたいだ。隣り合ったアングラーから、「ボトムで小さいのがいたよ」と言われたりする。ただそれで底を取ってやってみても、何も釣れないか、小アジになってしまうのだが。

理由はサヨリの大量発生

おそらくこのメバルの記録的な不作は、サヨリのせいだろう。この12月になってやっとアジと入れかわったが、11月の1か月は全面的にサヨリの海だった。表層に常にサヨリの大群がいて、見えサヨリ一面という状態。しかもそいつらがワームを食うならまだしも、例によってサバ以下のしょうもないバイトを出す。これには悪戦苦闘した。

 

2023初冬の大阪湾メバリングは渋め 理由はサヨリの大量発生か?たまーに釣れるだけ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

多少アジとの混泳状態にはあるのか、アジがぽろぽろと釣れたりもするが、基本的にどのレンジでもどのポイントでもサヨリがつつくので、事実上狙い物を釣るライトゲームはできなかった。

ご存じのように、メバルは他魚種との混泳を嫌う。シーバスにビビっている感じはしないのだが、アジやサヨリやサバがうじゃうじゃいるときには、かなり反応が悪くなる。今年のサヨリの群れはうじゃうじゃというレベルでなく、比喩としては海中で沸騰しているのではないかというレベルだったので、おそらくメバルは壁際にピタッとくっつくか、マイナス方向のスリットに入るか、あるいはボトムでジッとしていたのだろう。

サヨリを釣る方法ってあるの?

こうなると狙い物よりもサヨリを釣った方がいいんじゃないかと思えてくる。しかし残念なことに、夜のサヨリをルアーで釣る方法はない。

カマスと似たようなシルエットの魚だがくちばしが細長すぎるせいか、ハリがかりしないし、かかってもすぐ外れる。マイクロメタルに反応がいいのではないか、プラグでどうか、など20コくらい手段を試してみたが、処置無しだった。これはたぶんどうしようもない。

2023初冬の大阪湾メバリングは渋め 理由はサヨリの大量発生か?困らせてくれるヤツ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

たまたま釣れたのは極小ヘッド。これも再現性があるものではなかった。

サヨリがいない場所を探そう

幸い12月になってサヨリは抜けてくれた。表層の魚は気温変化の影響を受けやすい。かなり空気が冷たくなったので、そのためだろう。かわりにアジが入ってくれたのだから、1か月耐えた甲斐があったものだ。

ただこのようなサヨリ一面の海でどのようにメバルを釣るかというと、潮の流れが死んでいるところを探すことだろう。回遊魚は潮が効かない場所には入りにくい。メバルはそのような場所でもストラクチャーがあったり、何かプランクトンが漂着する条件が満たされれば着くので、「場所ゲー」だと思ってひたすら探すしかない。

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