冬の風物詩のワカサギ釣り。数を伸ばすにはワカサギの繊細なアタリを反映し、誘いとアワセを入れられる竿や穂先は重要なアイテムです。今回はそんなワカサギ釣りに使う穂先と竿の選び方やおすすめアイテムを紹介します。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・郡直道)
ワカサギ穂先おすすめ12選
それでは、電動リールなどに取り付けする穂先のおすすめアイテムを紹介していきます。
攻棚ワカサギ扁平スケルトン穂先
プロックス「攻棚ワカサギ扁平スケルトン穂先」は、グラスソリッド素材の扁平穂先。アタリもわかりやすく、値段も定価1600円~1800円と手頃。必要十分なスペックの穂先で初心者の最初の1本にオススメです。長さは21cm・28cmの2種類、硬さはSSS〜MLまでと多彩なので、状況に応じた使い分けが可能です。
攻棚ワカサギ扁平カーボン穂先
「攻棚ワカサギ扁平カーボン穂先」はプロックスのカーボン素材を使った扁平穂先。カーボン特有の感度もありつつ、操作性の高い張りのある先調子の穂先で、誘って掛けていく釣りに向いています。値段も定価2000円~2300円とこちらも手頃。長さ21cm・28cmの2種類、硬さはSSS〜MLの7モデルとラインナップも豊富で、こちらも使い分けが可能です。
攻棚ワカサギ丸ソリッド穂先G
プロックスの「攻棚ワカサギ丸ソリッド穂先G」は21cmモデルが定価900円、28cmモデルは1000円と非常に安価。丸形の穂先ですが、先径0.45mmまで削っておりアタリも出やすい穂先です。硬さはSSSとSSの二種類ありSSでも錘負荷は3gまでとなっているため、軽めのオモリを使用したシチュエーションに向きます。
ワカサギBIDトップ
アルファタックルの「ワカサギBIDトップ」は3000円アンダーの手頃な価格ながら、感度やアワセやすさ、軽さなどワカサギ釣りに必要な性能を十分に持ち合わせた穂先です。凍りにくい高脚ガイドが搭載されていて氷上でも使いやすいほか、蛍光オレンジ&グリーンの着色でアタリが見やすいのも特徴となります。
クリスティアワカサギ 先調子 SS
ダイワは「クリスティア」シリーズとしてワカサギ釣りにも非常に力を入れているメーカーです。「クリスティアワカサギ 先調子 SS」はダイワ独自のフッ素コーティング技術「SS(サクサス)」加工がガイドに施されており、耐久性やラインの滑りの良さ、凍結防止などに役立っています。調子は名前の通り「先調子」で、アタリの取りやすい高感度さと操作性の良さが特徴。長さは23・27・34の3種類あり、硬さもSSSからMまであってバリエーションも豊富です。
クリスティア ワカサギ 55
ダイワ「クリスティア ワカサギ 55」はしっかりと曲がる胴調子の穂先。2段テーパー構造で繊細な竿先と、粘りのあるバット部分に分かれており、小さなアタリもわかりやすく、アワセを決めやすいのが特徴です。長さは28.5cmで硬さはSSS・SS・Sに分かれています。
クリスティア ワカサギ HG SS PA/FA
「クリスティア ワカサギ HG」のHGはハイグレードの意味で、ダイワテスターの千島克也さんと久保田稔さんが監修している上位モデル。現行モデルは一風変わった調子となっており、PA(パラボリックアクション)は乗せ調子ながらバットと穂先最先端にパワーを残したモデルで、アワセて掛けに行ける操作性も併せ持っています。FA(ファスト アクション)は誘いやすい先調子のモデルですが、穂先が柔らかくアワセのときや魚をかけて巻いてくる際にはしっかりと曲がり込んでサポートしてくれます。
クリスティア ワカサギ HG TYPE C SS BA
「クリスティア ワカサギ HG TYPE C SS BA」のBAはボートアクションの略。39cmのロングレングスで、名前の通りボートでのワカサギ釣りに最適なモデルです。適度に張りのある先調子の造りは、ボートの揺れを拾ってオートマチックに誘いを入れてくれるようになっており、穂先全長の長さと併せて長い仕掛けをしっかりと動かせます。硬さはSSS・SS・Sの三段階あり水深や流れに応じて使い分けが可能です。
クリスティア ワカサギ LTD AGS
ダイワのハイエンドモデルのワカサギ穂先「クリスティア ワカサギ LTD AGS」。現行ではシチュエーションに応じた4つのモデルがラインナップされています。「速攻」シリーズは胴調子の穂先で、胴調子ながら操作性や扱いやすさ、高感度さも持ち合わせた「速攻 335 SSSS」。高活性時の多点掛け性能に特化させた「速攻 290 SSS」の2つのモデルがあります。
「誘惑」シリーズは誘いやすく感度の高い先調子の穂先。手感度だけでなくハイレベルな目感度も併せ持った「誘惑 330 S」と、氷上の低水温時などに多い低活性時の居食いアタリを捉えに行くコンセプトで作られた「誘惑 335 SS」が現行モデルとなっています。
ワカサギ穂先 RacingMAX321WRX
バリバスのグラファイトワークスシリーズ「ワカサギ穂先RacingMAX321WRX」はフルハンドメイドの穂先で、0.8: 9.2の極先調子を採用。穂先全体が繊細な仕上がりになっており、多点掛けを狙うには向きませんが、食い渋り時の極めて小さなアタリも感度の高さで捉え、ハイレスポンスな操作性によって掛けに行ける穂先です。低水温の氷上の釣りや小型の多い時期に特に活躍する穂先ですが、渋い状況を打破するサブ穂先として持っておくと非常に有用です。
ワカサギ穂先 Ice-MAX309
バリバスのグラファイトワークスシリーズの穂先「ワカサギ穂先 Ice-MAX309」は、「RacingMAX321WRX」同様に氷上や激渋時、マイクロサイズの攻略を想定した9:1先調子のフィネスモデル。多点掛けも狙っていけるモデルで、活性が高くてもアタリが出にくい、小さな当歳魚攻略時にメインとして使いたいモデルとなります。
レイクマスター エクスペック
シマノ「レイクマスター エクスペック」は、特定の状況に合わせて作られた9つの穂先がラインナップされているのが特徴。小型当歳魚向けの「MICRO FINESSE(マイクロフィネス)」、激渋な状況を攻略する「GEKISHIBU EXCITE(ゲキシブエキサイト)」誘ってリアクションバイトを誘発するため「REACTION BITE(リアクションバイト)」など各シチュエーションに合わせた名前がついていて、細かく使い分けできるモデルとなります。