フグのカットウ釣りは高度なテクニックが必要と思っている人も多いと思うが、プロセスを理解し適切なツールを用いれば経験を補ってハイレベルな攻めが可能だ。今回、カットウ釣りの基本とともに、根掛かり回避＆タイトなタナ攻めを可能にし、伊勢湾のフグ釣りに革命をもたらした仕掛けを紹介したい。
（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース中部版・五井貴矢）
TSURINEWS編集部
2023年11月10日
カワハギへの対処法
今回の実釣では良型のカワハギがたびたび上がった。この魚が掛かると回転して上がってくることが多く、ハリスがヨレて強度が低下してしまう。対策として森さんが使っているのが「カットウイカリ3 瞬撃フグ クイックパック」。
カワハギもよく掛かる（提供：週刊つりニュース中部版・五井貴矢）コブ付きの短いハリスが着いた3本イカリの替えバリで、イカリバリが回転するようになっている。このため獲物が回転してもハリスがヨレない。
なお、ヤマワ産業のカットウ仕掛けはすべてハリス止め仕様なので、この替えバリはワンタッチで着脱可能だ。
ハリのチモトが回転する（提供：週刊つりニュース中部版・五井貴矢）感度＆集魚力UPのアイテムも
このほか、森さんが使っていた強化アイテムを紹介したい。それが潮斬りシンカーⅡ。船カワハギの胴つき仕掛け用に誕生したオモリだが、カットウライトフグシングル、ダブルアームの強化アイテムとしても最適。
潮斬りシンカーⅡ（提供：週刊つりニュース中部版・五井貴矢）潮切りの良い形状で底面がフラットなこのオモリは、海底にどっしり鎮座し仕掛けを安定させアタリを明確にする。ゼロテン釣法では特に重宝しそうだ。
なお、付属の蓄光シールのほか、塗装したりホロシールを貼ってアピールを強化したり、実績の高いご当地カラーに改造することもお勧めだ。
フグのシーズンは春まで続く
これからハイシーズンを迎えるフグのカットウ釣り。この釣りに難しさを感じている人や初めて挑戦する人は、ぜひ今回紹介した仕掛けを使い好釣果を手にしてほしい。
取材でお世話になった七福丸（提供：週刊つりニュース中部版・五井貴矢）＜週刊つりニュース中部版・五井貴矢／TSURINEWS編集部＞
