10月7日(土)、相模湾茅ヶ崎のまごうの丸からカワハギ乗合を取材。トップ20尾、サイズも30cm弱の個体が多数揃い、本格化の兆しが見えた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 岩下)
まごうの丸でカワハギ釣り
5時半すぎ、同港の大駐車場に到着。ちょうど東の空から朝日が顔を覗かせる。
この日集まったカワハギファンは13人。釣り物の看板前にク―ラーを置いた順に、受付で席を選んでいく。先客はすでに第二十五まごうの丸に乗船して準備中。乗船者にあいさつして船に乗り込んだ。
舵を取るのは小山拓也船長。アジとカワハギを担当している。近況を聞くと、前日はウネリと濁りがあり、底荒れでだいぶ苦戦したとのこと。回復に期待したいところだ。
右舷に7人、左舷に6人の布陣で、6時30分すぎに出港。航程5分ほどでスローダウン。まずはエボシ岩周辺東側で「水深15m、根から落っこちたところです。根掛かり注意してください」とのアナウンスで開始。
良型交じりで本命続々ヒット
北東の風がやや吹いており、岸に向かってエンジン流し。エサ取りが多いようで、すぐに潮周りで小移動。
「水深19mのツブ根を流していきます」とアナウンス。ここでもエサ取りの猛攻に遭い、少し沖めの水深23mラインへ移動。ここで左舷大ドモの鈴木勉さん(茅ヶ崎市)にワッペンサイズの本命が上がる。
小移動繰り返し、20mラインの根を探る。左舷2番の前田正人さん(座間市)は、フィッシング相模屋で新調したロッドを使用。気合い充分で、見事に本命をキャッチした。
そして、鈴木さんに2尾目の20cm級。船内が活気づくと、右舷ミヨシは山田真一さん(川越市)も本命ゲット。丸オモリを駆使し、タタキ釣りで攻めている。
その後、水深27mの深場も攻めたが、反応は薄く8時すぎに大きく東へ移動。稲村ヶ崎沖の水深12mのツブ根を探る。船長によると、ここはワッペン中心ながら良型も交じる実績ポイントだという。
すぐにあちらこちらで本命のアタリがあり、右舷3番で竿を出す松本有記さん(茅ヶ崎市)に27cmの良型。スーパーで調達したボイルアサリをエサに、直結3本仕掛けでキャッチした。
最大30cmで半数以上ツ抜け
9時、鈴木さんに4尾目となる30cmの大型が上がる。そして、紅一点のワシントン・ヨシカさん(相模原市)も、2尾目の29.5cmをキャッチした。
さらに、右舷2番の高橋郁文さん(茅ヶ崎市)も、静かな誘いで29cmをキャッチ。隣りの山田さんにも29cmが上り、すぐに27cmを追釣して7尾目をゲット。
右舷5番の末吉圭二さん(八王子市)は、8尾目の本命をキャッチ。隣りの山口賢一さん(青梅市)は、キープサイズを追加していた。
その後、左舷5番に入る山村哲也さん(杉並区)が29.5cmの大型を拾って12尾目。同舷ミヨシの三浦将史さん(川越市)は、黒い丸オモリ25号で13尾。山田さんに大型3尾目となる29cmがきて、合計11尾。各所で大型、連釣りなどが見られ、13時40分に納竿となった。
船中釣果は、ワッペンサイズのリリースを含めて2~20尾。最大30cmで、ツ抜けは19尾2人、16尾、17尾、15尾、10尾と半数以上。大型も多数交じり、秋の好シーズン突入を感じられる釣行だった。
現在、同宿は試し釣り期間中で、リーズナブルな料金で乗船できる。電話で確認のうえ、ぜひ予約してほしい。
<週刊つりニュース関東版 岩下/TSURINEWS編>