8月27日、三重県伊勢市の夫婦岩に中原重久氏と出かけた際、1~2時間ほど二見海岸の突堤から投げ釣りを楽しんだ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・美波亜紀)
最終釣果はAIのおかげ?
痛み止めをのんで車で休んでいると、中原氏にしては切り上げが早かった。「どうしたの?」と聞くと「ツ抜けしたから」と釣具を積み込んでいる。そういう性格ではないので、やはり私の体の心配をして早々と納竿してくれたのだろう。
私は2匹しか釣っていないので、2人合わせてシロギス12匹、メゴチ6匹、マゴチ1匹、ほかはリリース。家に帰って画像処理をしていると、その間に中原氏が下処理を全部してくれた。早速キスとメゴチのフライを作って2人でいただいた。
なお、AIの釣り場紹介の際に「浜には海水浴客もいるので気をつけて釣りをしてほしい」という気配りの言葉が添えられていた。便利な時代になったので、毛嫌いすることなく利用できるものはしていいと思う。
釣りもどんどん進化していく。「シロギスは足で釣れ」から「人工知能を使って釣果を伸ばせ」になるのかもしれない。変わらないのは釣ったときの喜び、感動だろう。こればかりは本人の実体験なので、コンピューターでも釣りのテキストでも味わえない。うまくツールを使って釣りを楽しんでほしい。
事前の計画も楽しみのひとつ
ちなみに、私は釣りの前に調べ物をしてから出掛けることが多い。やみくもにポイントを探すより能率が良いからだ。現地の情報も大事だが、釣りもしないのに「ここで昨日はたくさん釣れてねぇ~」という情報は信ぴょう性に欠けることが多いので、あまり相手をしないことにしている。
正確な情報を使えるようになることは釣果につながる。釣りに行く前に計画を立ててみよう。立てている時間も結構ワクワクするので、もっと釣りが楽しくなる。一例を挙げると、「当日の天気」と「釣り場マップ」。これを用意するだけでも大きく違うので、プリントアウトしたりスマホで写メしておくのを勧める。
究極の計画はなんといっても「釣れたら何作って食べよう!」だ。食欲の秋、楽しみですね。さあ、サオを持って出掛けましょう!
<週刊つりニュース西部版APC・美波亜紀/TSURINEWS編>
二見の海岸
この記事は『週刊つりニュース中部版』2023年9月15日号に掲載された記事を再編集したものになります。