富山湾のナイトエギング釣行で船中5人で合計アオリイカ80杯【秦誠丸】

富山湾のナイトエギング釣行で船中5人で合計アオリイカ80杯【秦誠丸】

アオリイカは主に春のモンスターサイズの釣りと、秋の新子狙いがメジャー。ここ富山湾や日本海の直江津沖などは9月から新子が狙えるシーズンとなっています。今回訪れた富山湾では、船からのエギングとティップランの2本立て。9月初めに調査もかねて、行ってきました。

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荒木清

小学生前から親の影響で釣りを始め、ハゼやテナガエビ、フナから始まり今じゃあオフショアのマグロまで釣り好きで船舶免許も取り、暇さえあれば船やレンタルボートで大海原へ出ています。

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ソルトルアー エギング&イカメタル

当日は雨模様

この日は少し小雨スタートです。風は北2mで風が心地いい感じです。潮は長潮、雨は途中強くなりましたが、一瞬で弱くなり降っても気にならない程度です。海を見ると、台風の影響か…濁りが強く、浅場での釣りは厳しい…と頭をよぎります。何故なら、濁りの海で何回もやった事ありますが、基本的に釣果が良くないです。

アオリイカに限りませんが、真水に弱いとされていて、影響を受けない場所に逃げてしまう個体も多いようです。その為、シャロー(浅場)エリアはあまりよくありません。

ティップランエギングのタックル

昨年挑戦した際はシーズン終盤の大きくなったイカを狙いましたが、この時期は新子サイズ~400g程度がメインターゲット。エギも3.0号からスタートです。常連さんはこの時期、イカのサイズが小さいため2.5号か3.0号を主に使うとのこと。

富山湾のナイトエギング釣行で船中5人で合計アオリイカ80杯【秦誠丸】ティップランエギングタックル図(提供:TSURINEWSライター荒木清)

エギの色を聞いて見ましたが…「何でも釣れるよ~。」とのことで(笑)、自分は下の写真中央にあるマーブルカラーをチョイス。Zさんはヤマシタの、パタパタフィンBLR ブルー夜光レッドパールをチョイスしていました。ちなみにこの日は写真の3カラーがよく釣れました。

富山湾のナイトエギング釣行で船中5人で合計アオリイカ80杯【秦誠丸】当日反応の良かったエギ(提供:TSURINEWSライター荒木清)

ナイトエギング

皆さんは船で、シャローでのナイトエギングを経験したことがありますか?これが意外と面白く、船の灯りを照らした状態でやるので、小魚が集まり始め、それを捕食しているイカが浮いてきたりするのです。その浮いてきたアオリイカを、エギングで狙います。

もちろん、沈んでいるイカも狙いますが、水深の浅い場所を流すので、船からでもエギングの釣りが成立します。この日は浅い場所で7m、深い場所でも17mぐらい。水深の浅い、岸近くの藻場や岩礁帯周り、砂地の藻場などをドテラ流しで狙います。感覚としては岸や沖堤防で釣りをしている感じです。当日は浮いてきた個体も、数は少ないですが何匹かゲット出来ました。

ティップラン

ティップランはもう知っている人も多いと思いますが、竿先(ティップ)でアタリを取り、掛けていく釣りでゲーム性がの高さが魅力です。自分はシャローだけでなくディープ(深場)でも使用します。場荒れしていないであろう場所を狙うためBIGサイズが狙え、深いところでは60mくらいまでやった事があります。この水深になると、ヤリイカ、スルメイカ、コウイカ、マルイカなども釣れます。

もちろん、シャローでもモンスターサイズのアオリは出ます。ここ富山湾や日本海の新潟沖などはあまり2k、3kgサイズを見た事がない為、可能性は低いかもしれませんが、狙う価値はあります。エギングは縦方向の誘いで、ティップランは縦で誘い、横で掛けるイメージです。ロッドやリールが進化しているため、使い勝手がよく軽いため、女性やお子さんでも挑戦可能。よりライトに攻められる釣りとなっています。

富山湾のナイトエギング釣行で船中5人で合計アオリイカ80杯【秦誠丸】当日使ったタックルとエギ(提供:TSURINEWSライター荒木清)

ドテラ流し

簡単に説明するとエンジンを止め、潮の流れや風の抵抗で船を流す釣り方です。エンジン音もなく、警戒心が強いアオリイカを狙うには、ベストの釣り方だと思います。潮が速かったり、まったく潮が動かない状態になると少し厳しくなるため、流し方や場所を変えることも。アンカーを打ち、そこでイカメタルみたいな感じの状態で、ティップランやエギングをやる船も多いです。最初からアンカーを打つ船もあり、場所によって釣り方や、船の流し方も様々です。静岡・戸田湾のふじ丸さんなどは夜、最初から場所を決め、アンカーを打ち、小魚を明かりで寄せ、そこでアオリイカを釣るスタイルです。

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