今回は夏の風物詩ショアジギングに行ってきました。ソルトアングラーにとって、ショアジグといえば真夏の一大イベント。私の周りの釣り仲間は、大いに盛り上がりを見せ常に回遊の話でもちきりです。かく言う私もその熱気に当てられ、山上の湖を離れて地元の海に出向きました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・小塩勝海)
当日のポイントの環境
今回は狩野川放水路から重寺堤防方向を徒歩で散策しながら魚を探しました。雨が多かったこともあり、放水路周辺は濁りがあるかと思いましたが、そこまでの濁りはなく、雰囲気は悪くないと感じました。
周りのアングラーの様子
歩きながら時々見かけるアングラーの様子を見ていると、アタリが少なそうな様子。釣れている雰囲気はあまりありませんでした。今回ははずれかなと落胆する気持ちを抑えて、周りのアングラーたちのルアーのレンジや動かし方を観察しながら気になるポイントに向かいます。
ショアジギングはほとんど移動せずに魚の回遊を待つ釣りなので、魚からの情報は限られてしまいます。前提として邪魔や失礼にならない程度に、周りのアングラーがどんな釣りをしてどんなルアーを投げてどれくらい釣れているかは重要な手掛かりです。
可能なら話を聞いて釣れた魚種やジグの重さを聞いてみるのもいいかもしれませんね。見た感じ、表層付近を早めに探っている方が多くシイラやワカシを狙っているイメージでした。
小潮で控えめな潮流
潮の流れはゆっくりと控えめな動きをしていました。魚の活性は高く、ベイトフィッシュが長時間とどまってくれるような状態が長く続いていて、非常に好条件と言えるような環境が続いていました。
潮流が巻く軽く湾曲した地形に加えて、淡島に潮がぶつかり大きくゆっくりと渦を巻くように流れるのがこのエリアの特徴。潮が早く流れるよりもフィッシングチャンスが多く訪れてくれると期待できます。
水面でもじっている魚が少々
魚はベイトフィッシュが表層付近で多く停滞していて、水面でボイルする様子がうかがえます。しかし、連発するような反応は薄く単発で食いあげてくる魚が多い印象でした。
使用タックル
ここからは当日の使用タックルについて説明します。
ヴァンフォード4000XG
ショアジギングタックルとしてはかなり軽量なリールです。年間使用回数が10回に満たない私の場合は、体力の消耗度とアクションの自由度を高めて少ない釣行時間で、多くの反応を探りたいのでこのリールを選びました。
耐久性や剛性の面でまだ未知数な所が多いですが、アクションのしやすさなどの面ではかなり優秀なリールと言えます。
ムーンショット100MH
シーバス用の商品ですが、今回のように夏の数釣りを狙う場面では十分なパワーです。今回のターゲットも小型から中型の青物となりますし、大型のシイラなどが掛かる可能性はありますが、その分ラインを太めに設定して対応していきます。
ピットブル8本編み2号
少しオーバーパワー気味ではありますが2号を使用しました。予期せぬサイズに備える意味合いも前述のようにありますが、ジグの沈下速度を抑えてと上昇速度を速める狙いも兼ねて選択。
我々の何倍も動体視力が優れた相手に対して見せることと、ルアーの操作に無理が出ず、キャスティングへの影響が少ないです。
この時期の魚が全体的に上ずりやすい傾向にあるため、ジグのレンジを少しでも上向きに持っていった方が有利になると考えました。
リーダー25号フロロ
こちらも普段は20lbを使用していますが5lbあげてジグのレンジとアクションに影響を与える試みでした。次回以降40lbまで上げてもいいかも知れないと今回の釣りで感じました。