ゴミが廃棄され、排水が流入する河川。そんな河川で釣りをする筆者が、釣った魚を食べても大丈夫なのか、そして、環境汚染に対して釣り人ができることは何かあるのかを考えてみた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)
釣り人にできること
釣り人は当たり前だが、ナチュラリストや環境団体ではない。いくら川や海が汚されても何も出来ない。筆者の地元千葉で起きた新日鉄君津によるシアン化合物流出事故は記憶に新しいが、その時は近くの河川で、クロダイやウナギが無惨にも水面に浮いている映像が流れた。
地元ではけっこう有名な川で、そこで釣りをして釣れた魚を食べた人もいただろう。それを考えるとゾッとするが、やはり釣り人はただの釣り人であり何も出来ないのだ。
出来ることをやればいい
車の窓からゴミを平気で川に投げ捨てる人に対しても、追いかけて注意することもなかなか出来ないだろう。せめてそのゴミを回収するくらいが限界だ。しかし、やらないよりはやった方がはるかに良いと思うことはいくらでもある。例えば釣りをしていればお弁当のゴミなど少なからず出るだろう。ならば、周辺の目に付いたゴミも一緒に拾って持ち帰るくらいはしたい。
自己満足程度かもしれないが、やらないよりは良い。釣った魚を食べるなら、何の不安もなく口に入れたい。そんな未来の釣り場を作るため、釣り人が出来ることを考えて行きたいものだ。
<宮坂剛志/TSURINEWSライター>