茹だるような暑さの中で釣りをする場合は、どのように暑さを耐え凌ぐかが重要になる。その中でも釣りをする時間帯を工夫することは、手軽に対策できる方法の1つなので意識しておきたいところだ。今回は暑さが和らぐ夕方の時間帯で釣りのメリットを、実釣を交えて紹介したいと思う。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・牧野博)
夕涼みフィッシングその2:ハゼミャク釣り編
8月10日、やや日が陰りだした17;00ごろから、紀ノ川へ遊びに行く。このところ南方海上に台風があるため、南風が強い日が多く、結構暑い。
風向きを考えて左岸を選び、図のようなタックルで釣り始める。以前、イシゴカイとの比較テストを行い、釣れるハゼのサイズが大きいという傾向が出た赤イソメのみで釣ることにした。エサ自体もイシゴカイと比べて太いので、どのような釣果になるのか、楽しみである。
紀ノ川左岸・北島橋付近でハゼをキャッチ
1匹目のハゼは12〜13cmと、夏ハゼのこの時期にしてはまずまずの型、前回の釣行(7/8)に比べ、二回り近く体長が長くなり、太さも増して充実した魚体になっていた。
当日は少し濁りも入っていて、一つのポイントでもあまり数が出ないようだったので、北島橋の方向に向かって、少しずつ移動しながら探る。コツコツとした魚信を拾うが、針がかりしないのはサイズが小さいハゼと思われる。
タックルや仕掛けについて
竿やオモリ、道糸の条件は前回と同じであるので、このあたり、イシゴカイと赤イソメの差が出ているようにも思われるが、前回(7/8)と今回のハリの違いも微妙に影響しているように感じられた。前回はスピードハゼ6号、今回は赤袖5号である。
スピードハゼ6号は赤袖5号に比べ、軸長で、より流線型に近い形のハリであるが、ふところは狭い。そのため、小型のハゼでも吸い込みが良かった可能性がある。赤袖を使った今回は、口の周りに針がかりすることが多かった。
数を釣るか、良型を狙うか、目的によってエサだけでなく針を使い分けることができないか、一度調べてみたい。
最終釣果
今回は19:00までの釣行で、ハゼは13匹。7月の釣行と比べ、数は少なかったがハゼは明らかにサイズアップしていた。今回のハゼと、季節野菜の冬瓜を使って、新しい料理にチャレンジした、その様子を近くリポートする予定である。
<牧野博/TSURINEWSライター>
紀ノ川