7月下旬、小潮。島根・鳥取県にまたがる汽水湖の中海にマゴチ狙いに行ってきた。1投目から本命マゴチ登場した、当日の釣行の様子をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・中濱友也)
夏の釣りの注意点
夏は気温と水温が高くなり、人も魚も暑さでしんどい季節だ。ほとんどの魚は水温上昇で活性が下がり、人間は熱中症の危険にさらされる。そんな夏をどう攻略すれば魚釣りを楽しむことができるか考えてみよう。
私は、夏に釣りをするときに時間帯や天気を気にしている。具体的には、次のようなことだ。
1.デイゲームの場合、時間帯は日出没の前後2時間が目安。涼しくなる朝、夕マヅメに釣行。
2.ナイトゲーム。夜間の時間帯に釣行。
3.曇りや雨の日など雲で日光が遮られている日に釣行。※ただし、雷や川の増水には十分に注意しよう。気象や注意報の情報はこまめにチェックすること。
釣りを始めたころは夏の炎天下の中、サオをがむしゃらに振っていたが、良い釣果の記憶がない。さらに魚をリリースする場合、気温が高い日中は釣れた魚を水から出すと魚のダメージが大きい。人にも魚にも優しい時間帯で釣りをしよう。
中海でルアーマゴチ釣り
7月24日、小潮。島根・鳥取県にまたがる汽水湖の中海にマゴチ狙いに行ってきた。
日の出の午前5時ごろに釣り開始。ルアーはジグヘッドとパワーシャッド5inを組み合わせた(リアフックをワームに軽く引っ掛けておくとトラブルの防止になる)。
1投目に本命マゴチ登場
この日は雲ひとつない快晴で猛暑日が予想されていたので短時間で釣果をだしたいところ。
キャストしてルアーを着底させたら、ゆっくりとリールをただ巻き。海底スレスレを泳がせるイメージだ。するとコツンとアタリがあったのでアワセを入れる。コンコンと叩くような引き。40cmほどのマゴチだ。第1投目で釣れるとは幸先がいい。写真を撮って速やかにリリース。
今度は、少しアクションを入れてみる。夏は魚も夏バテ気味。軽めのアクションで誘う。前述のようにルアーをただ巻き。その途中にロッドを少しあおる。「ただ巻きからのピョコ!」というイメージ。
するとヒット。なかなか元気な引きだ。45cmほどの良型のマゴチだ。よく見ると頭部やエラにラインが絡んでいる。根掛かりしたか、海中に投棄されたラインが絡まったらしい。ハサミでラインをカットして外してやると元気に海に帰っていった。
アウトドアは自然あってのレジャー
最後に釣り場のゴミ拾いを行った。最近のアウトドアブームで水辺には残していったゴミがたくさん放置されている。釣具や食料品のプラスチックパッケージ、キャンプ用品の飯ごうや調味用の瓶などもある。
ゴミの投棄は犯罪だ。アウトドアは自然あってのレジャーであることを忘れてはならない。
<週刊つりニュース西部版APC・中濱友也/TSURINEWS編>
中海