PR キジハタゲームの「一筋縄では釣れない」状況をワームの使い分けで攻略

キジハタゲームの「一筋縄では釣れない」状況をワームの使い分けで攻略

アコウ、アズキマスなど多くの地方名があるキジハタ。ビッグロックフィッシュゲームの代表格で人気があるが、その分フィールドでの競争率も高く、好釣果を得るには効率的なゲーム展開と食性に合ったルアー選びが欠かせない。今回、アクアウェーブフィールドテスターの松任敦史さんによる実釣を通し、「釣れない」を克服するための戦術を紹介する。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版編集部・五井貴矢)
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ショア ソルトルアー

日没後にクロダイをキャッチ

周囲が暗くなったころ、ロッドが大きく曲がった。パワフルな突っ込みにビッグキジハタの予感がしたが、現れたのはクロダイ。ワームを上昇軌道で泳がせているときに食ってきたとのことで、明らかにベイトフィッシュと認識してのバイトだ。

キジハタゲームの「一筋縄では釣れない」状況をワームの使い分けで攻略日没直後にクロダイをキャッチ(提供:週刊つりニュース中部版編集部・五井貴矢)

テンポよくラン&ガン

クロダイを手にしたあとも、松任さんは立ち位置を決めては放射状に数投してすぐに移動する。この動きは夕方から一貫していた。

良い魚と出会うためにも、ヒット数を増やすためにも時合いの間に何回キャストできるかが重要だからだ。

また、ラン&ガンを経て当日の当たりフィールドに早くたどり着くためにも、ひとつの釣り場を短時間で探り終えることが大事。テンポよく探り終えた松任さんは、車で20分ほどの場所に移動した。

マッチザベイトで本命連発

移動後、キャストを始めてすぐにキジハタがヒット。30cmに少し及ばないが良いサイズ。ランディングとともに7~8cmの小魚を吐き出した。このあとも2匹目、3匹目とヒットが続いた。

キジハタゲームの「一筋縄では釣れない」状況をワームの使い分けで攻略小魚を追っていた良型をキャッチ(提供:週刊つりニュース中部版編集部・五井貴矢)

キジハタの体色でベイトを推測

ここで面白い話をひとつ。エサを求めて沖から入ってくるキジハタは体色が明るく、浅場の居着きは濃い色をしているという。

前者は移動性の小魚を追っている傾向があり、後者は手近な甲殻類をよく食べている。釣れたキジハタの体色でメインベイトを推測するのも一手だ。

キジハタゲームの「一筋縄では釣れない」状況をワームの使い分けで攻略体色からタイプとベイトを推理(提供:週刊つりニュース中部版編集部・五井貴矢)

ワームカラーの選択術

ベイトによってワームのカラーを変えるのは基本だが、グロウン・リグルシャッドを例にした松任さんのカラー選択の基準は、ベイトが小魚ならUVクリアー/レッドF、カタクチイワシ、グローピンクバック/シルバーFなど。

カニがベイトならキンクロ/レッドF。ベイトに関わらずアピール重視の場合はレッドゴールド、オレンジ/ゴールドF、グローピンクバック/シルバーFを用いる。

キジハタゲームの「一筋縄では釣れない」状況をワームの使い分けで攻略松任さんが推すスタメンのカラー(提供:週刊つりニュース中部版編集部・五井貴矢)

フリーリグが効果的

連発を続ける松任さんだったが、見ればジグヘッドからフリーリグに変えていた。遊動式のこのリグはバイトを弾きにくく、シンカーとワームが別々のペースで沈むため、ワームをナチュラルフォールさせたり、ラインを引けば意図した速度でワームを沈下させることが可能。

この特性を活かした小技と、スローなフォールでもよくアクションするグロウン・リグルシャッドの特徴を駆使し、ヒットを連発していった。

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