梅雨が明ければ、うだるような暑さがやって来る。猛暑が当たり前のようになり、熱中症警戒アラートが連日発令されるが、そんな日に昼間に釣りに行くのは釣りをしない人から見れば正気の沙汰ではない。そう、日中はとても暑くて釣りどころではない。この季節こそ、日が沈んでからが本番なのだ。今回のテーマは夜釣り。涼しく快適に、おいしい魚を釣ろうではないか。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)
アナゴ&ウナギの狙い方
アナゴもウナギも、基本的なタックルや狙い方は同じだ。ただウナギを河川内で狙う場合、流れが速いことがあるので、そんなときは重めのオモリや流されにくいスパイクオモリを使う。
他に違う点はハリ。アナゴの場合は、少し小さめで丸セイゴ9~10号。ウナギは同じ丸セイゴの13号前後。これは単純にウナギの方が、体も口も大きいから。
釣り方は基本的にブッコミ釣りなので、2.4~3mの万能ザオやシーバスロッドに、小~中型スピニングリール。ミチイトはPEラインなら1.5号前後、ナイロンラインなら3号前後で、オタフクオモリ10~30号を通し、ウキゴムを介した後、サルカンを結んでハリス3~4号を20~30cmほど取る。いたってシンプルな仕掛けだ。
エサはウナギ狙いならミミズ、アナゴならアオイソメかサバ、サンマの切り身。どちらも入手しやすいが、ミミズは自前で堀ったものの方が断然食いがいい。
いわゆるぶっといドバミミズだが、土の中ではなく枯れ葉などをかき分けてみると、すぐに見つかる。ミミズのポイントは主に神社や少し古い公園、普段は水が流れていない側溝など。ミミズ採集時は蚊の猛攻に遭いやすいので、ご注意を。
<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>