今年の春、アナゴ釣りの外道として姿を見せたシャコ。この外道のおいしさは想像以上だ。今回は三重県四日市市の霞ケ浦ふ頭へ、おいしいシャコ狙いで釣行してきたので参考にしてほしい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)
シャコは鮮度の低下が早い
バケツの中を見ると、さっきまで元気にしていたシャコが弱っている。エアレーションはしていたが、暑い時期ということもあるのだろう。これは一刻を争う事態だ。というのも、シャコは自己消化が早い。このままではすぐに身がボロボロになってしまう。
四日市周辺には火気厳禁のエリアが多いが、今回の場所は問題ない。周囲に石油タンカーが停泊していないのを確認し、小型ガスコンロに着火。茹で上がったシャコは大切にクーラーに収めた。
その後アタリは遠のき、次の予定もあったので午後4時半に終了。短い時間だったが、今回は十分な手応えが感じられる釣行となった。
帰宅後にシャコを食べると、そのおいしさは予想以上。ただ不器用な人間が剥いたせいでビジュアルは最悪だ(汗)。キレイに剥くコツを調べると、どうやら生の方が簡単らしい。
刺し身は極上の甘さ
ということで7月6日の夕方、仕事を終えて猛ダッシュで釣り場に向かう。午後7時の到着から暗くなるまでの30分釣行。なんとか確保した1匹を、氷点下になる保冷材で一気に冷却した。
一度冷凍し、流水にさらして表面だけが解けた状態で剥いてみると、完璧な仕上がり。これなら写真をお見せできる。刺し身で食べると、これがまたうまい。例えるなら、極上のアマエビのような甘さだ。
シャコはこれからがベストシーズン。まだまだ試行錯誤の段階だが、何か新しい発見があればまたレポートしたい。
<週刊つりニュース中部版APC・浅井達志/TSURINEWS編>
霞ケ浦ふ頭