SLJで39cm大型イサキを手中【三重・南伊勢沖】ハタ類含め五目釣り達成

SLJで39cm大型イサキを手中【三重・南伊勢沖】ハタ類含め五目釣り達成

そろそろ夏本番。スーパーライトジギングが楽しい季節となってきた。特にこの時期は、大型イサキが狙えるタイミングとあって、釣友のボートで朝日が海面を照らす早朝から三重県・南伊勢沖へと出船した。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・橋本広基)

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オフショア ソルトルアー

南伊勢沖でSLJ釣行

まずは、水深20m付近からスタート。ここ最近黒潮の大蛇行の影響で、潮流が速い状況が続いている。そのためこの日のポイントは、軽めのメタルジグでも探りやすい30m以下の浅場を中心に回っていく。

ルアーはシルエットが小さいタングステン製のメタルジグ20~30gを選択。ハリはフロントとリアの両方にセット。根掛かりの確率はやや増えるものの、追わせる、沈めるなど、さまざまなアクションからのハリ掛かりを重視したセッティングとした。

SLJで39cm大型イサキを手中【三重・南伊勢沖】ハタ類含め五目釣り達成タックル図(提供:週刊つりニュース中部版APC・橋本広基)

イサキ狙いのアクション

また誘いのアクションは大本命のイサキを狙うため、その生態に着目する。元々魚食性が高くないイサキだが、大型魚が食い散らかした小魚がこぼれ落ちてくる肉片などのおこぼれを狙って、捕食意欲が高まるタイミングがある。

そこをルアーで狙い撃つため、水深の表層から中層付近を中心に、ルアーを跳ね上げては沈めるを繰り返し、フワフワと海中を落ちて漂うエサを演出する。

SLJで39cm大型イサキを手中【三重・南伊勢沖】ハタ類含め五目釣り達成イサキとルアー(提供:週刊つりニュース中部版APC・橋本広基)

開始早々ゲストが釣れる

開始早々からサバ、オオモンハタ、アカハタ、アオハタ、カサゴなど、バラエティー豊かな釣果が楽しませてくれる。特に底付近は活性が高く、イサキ狙いを忘れてついついアタリを求めて底付近を探ってしまう。

すると、水深15m程度のポイントで海面に異常発生。ボコッボコッとシイラが小魚を追い回す光景が広がっていた。ここで私のイサキレーダーが発動。「大型魚が食い散らかした小魚」というキーワードが頭をよぎる。

SLJで39cm大型イサキを手中【三重・南伊勢沖】ハタ類含め五目釣り達成武富さん良型のオオモンハタ(提供:週刊つりニュース中部版APC・橋本広基)

39cmの大型イサキ手中

ルアーをフルキャストし、中層付近で漂わせると、ガツッガツッというアタリからギューンと一気にロッドが引っ手繰られた。

青物を思わせる力強い引きに良型を確信。期待感を胸に海面へと姿を現したのは、プリプリの大型イサキ。慌ててネットを準備し、無事キャッチ。39cmと会心の1匹となった。

SLJで39cm大型イサキを手中【三重・南伊勢沖】ハタ類含め五目釣り達成会心の1匹は39cmのイサキ(提供:週刊つりニュース中部版APC・橋本広基)

五目達成で大満足

そして、その後はイサキの追加はなかったものの、小さい根魚をリリースしつつ大満足の五目釣りを堪能。正午に納竿とした。

今後は夏の本格化とともに青物やマダイも交じり、さらに釣果は上向くと予想される。手軽に楽しめるスーパーライトジギングはこれからが本番だ。

SLJで39cm大型イサキを手中【三重・南伊勢沖】ハタ類含め五目釣り達成当日の二人分の釣果(提供:週刊つりニュース中部版APC・橋本広基)

<週刊つりニュース中部版APC・橋本広基/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2023年7月14日号に掲載された記事を再編集したものになります。