栃木県の渡良瀬川(足利地区で渡良瀬漁協管轄)の解禁日は6月4日。シーズン終盤に大型が狙える、北関東の尺アユの聖地だ。今回は渡良瀬川と、同じ年券で釣れる支流2つも紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・谷 知典)
渡良瀬川のアユ釣り
渡良瀬川は利根川の支川で利根川の利根大堰のソ上は、すでに始まっている。水資源開発機構の遡上計測は、4月20日過ぎから計測値をホームページ上に掲載。魚道のライブ映像を見ている人からの投稿によると、4月初めからソ上しているようだ。
今のところ昨年よりも少ない印象だが、同川は莫大な放流量を誇っているので、冷水病さえ発しなければ前半は問題ないだろう。今後の天然ソ上量によっては、後半の下流部は尺アユラッシュになるかもしれない。
北関東の尺アユの聖地
昨年は、3年前に32cmの自己記録更新をした下流部で尺アユが一度もゲットできず、私としては残念なシーズンとなった。初期に18~21cmの良型が楽しめ、終盤になれば北関東の尺アユの聖地となる同川。今年は期待大と言っておこう。ここで釣る際のタックルは、初期でも20cm超が出るので細ラインでの仕掛けは要注意。
支流の野上川と秋山川
同じ年券で釣れる支流が2つあるが、渡良瀬川と解禁日が違うので注意してほしい。野上川は6月18日、秋山川はさらに遅く6月25日。入漁料は渡良瀬川本流と同じだ。
野上川は数年前に一度竿を出しただけなので、最近の状況はよくわからない。一方、秋山川には数回釣行し、タイミングも手伝って黄色いピカピカの追いがいいアユがよく釣れた。隠れた穴場と言えるだろう
支流のため、竿は定番の9mでは長過ぎ。7m前後で十分だ。また、型が小さいので、仕掛けはナイロンやフロロの0.25号以下でも問題ない。
<週刊つりニュース関東版APC・谷 知典/TSURINEWS編>