堤防でサビキ釣りと一緒に楽しむ『ノマセ釣り』解説 【タックル・道具・仕掛け】

堤防でサビキ釣りと一緒に楽しむ『ノマセ釣り』解説 【タックル・道具・仕掛け】

ノマセ釣りは別名「泳がせ釣り」とも言われるように、生きた魚を針に付けて泳がせ、フィッシュイーターを仕留めるために進化した釣り。サビキ釣りで確保した小魚を利用すれば、実に手軽にチャレンジできる。今回は、必要な道具やタックルについて紹介していこう。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)

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荻野祐樹

釣り歴は約25年。得意ジャンルは渓流釣りと、カワハギ・タチウオ・メバル(全て餌釣り)等。解りやすい!をモットーに発信していきます。

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海釣り 堤防釣り

ノマセ釣りの仕掛け

ここでは、著者が実際に使用しているシンプルなノマセ仕掛けを二種類紹介しよう。ちなみに、サルカンでハリスと道糸を連結する時は、著者はダブルクリンチノットで結束している。

ウキ釣り仕掛け

堤防でサビキ釣りと一緒に楽しむ『ノマセ釣り』解説 【タックル・道具・仕掛け】著者のウキ釣り仕掛け(作図:TSURINEWSライター荻野祐樹)

著者が最もよく利用するのがウキ釣り仕掛け。非常にシンプルなのが特徴で、慣れてしまえば簡単にセッティングできる。ウキは潮の流れに応じて3号~8号を使用している。オモリは中通しタイプで、ウキの号数マイナス2号を目安にしている(例:ウキ3号:オモリ1号、ウキ8号:オモリ6号と言った具合)。ハリスはフロロカーボンの4号~6号を1ヒロとり、針は汎用性の高さからチヌ針の6号を愛用している。

ブッコミ仕掛け

堤防でサビキ釣りと一緒に楽しむ『ノマセ釣り』解説 【タックル・道具・仕掛け】著者のブッコミ仕掛け(作図:TSURINEWSライター荻野祐樹)

こちらは砂底のポイントでヒラメを狙う際に使用する。オタフクオモリの6号~8号を道糸に通し、その下にクッション代わりのゴム管をセット。ハリスはフロロカーボンの5号~7号を1ヒロとっている。針は孫針仕掛けで、鼻に掛ける親針はチヌ針3~4号、背中や腹に掛ける孫針はチヌ針5~6号。様々なパターンを試した経験上、一番フッキング率が高いように感じられたのがこのセッティングだ。

よく使用するエサのアジ・イワシのサイズが10cm~15cmくらいのため、針間は5cm~7cmくらいが多い。この距離は、エサとなる魚の半分程度の長さで調整しよう。

これからの時期は大型魚ゲットのチャンス

著者の住む近畿地方では、各地で小アジの釣果情報が頻繁に聞こえ始めた。それと同時に、ノマセで大物をゲットしたという情報も多く出始めたように思う。

夏~秋は大型魚が活発に活動する時期なので、是非一度、トライしてみてはいかがだろうか。

<荻野祐樹/TSURINEWSライター>