初夏の遠州灘でヒラメ狙い。今年は、記憶にないくらい低調なシーズンの様相だが、もうそろそろ釣果が上向いてくるだろうと期待して、静岡県磐田市の福田海岸へ5月中旬に釣行してきた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・高木孝)
遠州灘サーフのヒラメ釣り
ライフワークとして長年楽しんでいる遠州灘サーフのヒラメゲームだが、例年ならゴールデンウイークごろ多くの釣果が聞かれる。だが今シーズンは釣果情報が少ない状況が続いている。それでも浜松から豊橋・田原エリアはアングラーでにぎわっているようだが、掛川市から東の遠州灘東部エリアはアングラーが少なく閑散としていた。
記憶にない低調なシーズンだが、もうそろそろ釣果が上向いてくるだろうと期待して、5月中旬に釣行することにした。
2日前に降った雨の影響で各河川から濁った水が流出して、遠州灘全域が濁っている状況だったため、少しでも濁りが薄いエリアと考えポイントとしたのは静岡県磐田市の福田海岸。
ここは太田川右岸に続く海岸のため、太田川からの濁りが出ているが、潮通しがいいため可能性がありそうなポイントが点在していた。
好釣果なら平日でも多くのアングラーが並ぶ人気ポイントだが、この日は見渡す限り数人のアングラーしかいない。
午前は無反応
午前9時の潮変わりのタイミングまで移動しながら広範囲を探り歩いたが、全く反応を得ることがなく午後の干潮に期待して休憩とした。
グッドサイズも痛恨のラインブレイク
干潮のタイミングは、どのポイントで釣りをしようかと考えながら、御前崎から浜松エリアまで見て回ったが、どのエリアも濁りとゴミが多かったため、干潮のタイミングも同じポイントで釣りをすることにした。
午後2時30分、潮位が下がったポイントは沖に地形変化があり、良い流れを見つけることができた。雰囲気は良かったものの、正面から南寄りの風が吹いている。
風を気にしながらキャストを開始すること1時間、さらに風が強くなったため、向かい風でも飛距離が出てフォールスピードが速いビーチウォーカーフリッパーをキャストしていると、ガツンと強烈なアタリとともにロッドが曲がった。
ヒット直後からグッドサイズを感じさせたのだが、リールのハンドルを数回巻いたところで痛恨のラインブレイク。魚の正体を見ることもできなかった。